TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

国内FinTech市場は2022年に1兆円突破へ=矢野経済研究所調査レポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

国内FinTech市場は2022年に1兆円突破 矢野経済研究所の予測
矢野経済研究所は国内FinTech市場に関する調査レポートを発表し、2022年までに市場が1兆円を突破するとの予測を示した。また、注目トピックとしてブロックチェーンが取り上げられた。

国内FinTech市場は2022年に1兆円突破 矢野経済研究所が予測

矢野経済研究所が国内FinTech市場に関する調査レポートを発表した。

調査結果によると、2018年度の国内フィンテック市場はFinTech系ベンチャー企業の売上高ベースで、前年に比べ42.7%増の2,145億円に達した。

また、各領域別では融資、ブロックチェーン(プラットフォーム/クリプトカレンシー)、家計簿・資産管理アプリの分野などで今後も拡大が見込まれ、2022年までに1兆2,102億円に達すると予測している。

レポートでは、「融資」「投資・運用サービス」「ブロックチェーン(プラットフォーム/クリプトカレンシー)」「家計簿・資産管理アプリ」「金融機関向けセキュリティサービス」の5分野に分けて調査が行われている。

矢野経済研究所調べ

また、市場が拡大する見込みのある注目トピックとしてブロックチェーン事業を取り上げ、プラットフォームと仮想通貨の二領域に分けて紹介した。

具体的に、プラットフォーム領域では、これまでは実証実験の段階に留まってきた例が多いものの、徐々に地方銀行などでブロックチェーン技術の活用事例などが出てきており、今後さらなる発展が見込まれるとした。

一方、仮想通貨領域では取引所のハッキング被害などにより、業界全体が低迷していたものの、各事業者が内部の管理体制の強化など市場の健全化に向けた取り組みを優先して行なっており、今後の成長が期待できるとしている。

フィンテック市場の拡大には官民一体の姿勢が不可欠

フィンテック関連のサービスは、資産や金銭のやり取りがサービスの中核となるため、消費者保護の観点から規制が厳しくならざるを得ないといった特徴がある。

そのため、各国は規制がイノベーションを阻害することがないよう、法や制度の改正に向けて腐心している。

日本国内では、政府や金融庁が銀行法や金商法の改正といった法律面での取り組みを行ってきた他、新しい技術やサービスなど支援することを目的として、イギリスの取り組みを参考にした『規制のサンドボックス制度』などを設置することで対応を行ってきた。

特に新技術等実証制度(規制のサンドボックス制度)では、官庁との相談、監視のもと、既存の法律の枠組みから外れた状態で新たなサービスの実証実験が行えるような制度を整えてきた。

すでにブロックチェーン領域からもこの制度を利用した企業による実証実験が行われている。

関連記事:仮想通貨決済システムを開発した「Crypto Garage社」をサンドボックス制度の対象に

レポートでは他にも「融資」分野で、ソーシャルレンディングやAIスコアなどが取り上げられ、「家計簿・資産管理アプリ」分野でも地方銀行の導入などにより市場が拡大していく見込みだとしている。

レポートのサマリーでは、以上のような官民一体となる取り組みにより、2022年度の国内フィンテック市場規模は1兆2,102億円に達するとの予測で締めくくられている。

CoinPostの関連記事

改正金商法の解釈次第で「仮想通貨の板取引規制」に深刻な懸念、JCBAが緊急提言を提出
仮想通貨取引所の「板取引規制」に深刻な懸念 2020年上半期に施行予定と...
金融庁、フィンテック領域で見えた「10の発見」を公開 仮想通貨に関わる重要な見解も
金融庁が「FinTech Innovation Hub」の活動内容を公開。専門企業にヒアリングして得られた新たな発見を掲載した。仮想通貨領域の発展に係る鍵となるサービスや、ブロックチェーンが発展するために必要な規制のあり方などが掲載された。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/22 金曜日
15:00
仮想通貨XDC(XDC Network)の買い方と将来性は?
ハイブリッド型ブロックチェーンを採用する仮想通貨XDCの特徴や将来性を解説。SBIとの提携や買い方、リスクについても詳しく紹介します。
13:50
米SEC敗訴、連邦地裁がディーラー規則は無効と判断 「仮想通貨業界全体にとっての勝利」
米連邦地裁がSECのディーラー規則を無効と判断し、SECの敗訴が確定した。原告の米ブロックチェーン協会CEOは、この判決は仮想通貨業界全体の勝利であると表現。ディーラー規則は分散型金融に重大な影響を与える可能性が危惧されていた。
13:10
トレードの機会損失を最小限に、メタマスクがイーサリアムガス代込みスワップを新たに導入
仮想通貨イーサリアムの主要ウォレットMetaMaskは新機能「Gas Station」の導入を発表した。ガス代不足によってスワップが中断されることを防ぐものである。
11:26
チャールズ・シュワブ次期CEO、規制緩和で仮想通貨現物取引への参入示唆
米大手ブローカー、チャールズ・シュワブの次期CEOが、規制環境の変化があれば仮想通貨現物取引へ参入すると述べた。トランプ新政権に期待する格好だ。
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。
09:55
Suiブロックチェーン、稼働停止の原因や対策を公表
約2.5時間稼働を停止していた仮想通貨SUIのブロックチェーンが復旧。その後、原因や今後の対策を公表している。
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。
07:50
金融庁、仮想通貨仲介業の新設を検討
仮想通貨のイノベーションと利用者保護の両立に向けて、金融庁が仲介業の新設を検討。この会議ではステーブルコインも議題に上がった。
06:45
トランプ氏のメディア企業、「TruthFi」仮想通貨決済サービスの商標出願
トランプ次期大統領が保有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは今週、デジタル資産取引やその他決済処理サービスのプラットフォーム「Truthfi」の商標出願を行った。
06:25
SECがソラナ現物ETFの審査開始、2025年承認へ期待高まる
米証券取引委員会はソラナ現物ETFの上場申請に関する審査を開始したようだ。SOLは本日8%上昇している。
06:08
トランプ次期政権の仮想通貨諮問委員会、ビットコイン準備金設立の可能性=報道
トランプ次期大統領が提案した仮想通貨諮問委員会は、米国のビットコイン準備金を設置する可能性があると報じられた。
05:45
ソラナが史上最高値更新、XRPも急騰、ゲンスラーSEC委員長の退任確定を受け
仮想通貨のソラナやXRPなど、SECが規制の標的としている銘柄は22日、ゲンスラーSEC委員長の退任が確定したことを受けて大幅に上昇した。
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧