CoinPostで今最も読まれています

韓国金融研究員、中央銀行にデジタル通貨発行を要求

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Korea Institute of Finance (通称KIF)の主任研究員は、中央銀行にウォンのデジタルトークン発行を要求
仮想通貨が持つ高金利や特典は顧客にとって魅力的なため、銀行は業界規模の再編成をすることになるかもしれません。

KIF主任研究員が中央銀行にウォンデジタルトークンの発行を要求

Korea Institute of Finance (通称KIF)の主任研究員は、中央銀行にウォンのデジタルトークンを発行する要求をしました

KIF主任研究員のLee Dae-ki氏は、韓国銀行(BOK)はブロックチェーン上にウォンのデジタルトークンを発行することを“真剣に考慮したほうがいい”と提案しました。

Lee氏はKorea Timesの取材で、デジタル化により顧客が“金融界の革命である”仮想通貨を採用する理由(コスト削減、透明性増加、決済簡素化)を挙げました。

日曜日の取材でLee氏は、以下のように述べました。

『ブロックチェーンを基にした技術(分散型会計データベース)は、サイバーアタックに対する防衛強化および全般的な顧客間の決済改善を中央銀行へアピールするでしょう』

と述べました。

研究員らは、現状韓国では仮想通貨に対しての法的認識がないため中央銀行が韓国ウォンをデジタル化する段階に至っていないと批判しました。

しかしLee氏は、以下のように反論しました。

中央銀行がブロックチェーン上にデジタルトークンを発行する可能性はある

それが現実化すれば銀行業界は完全なリストラクチャリングをすることになるでしょう。

研究員らは、以下のような意見です。

『仮想通貨システムが持つ高金利や特典などは顧客にとって魅力的なため、それらと競うことになる銀行は業界規模の再編成をすることになるでしょう』

韓国の仮想通貨取引市場は世界有数の規模であり、韓国政府はその効果を見据え、仮想通貨に対し強硬スタンスを取っています。

韓国権威者らは既にICOによるトークン発行を禁じています。

先週、韓国一流金融監督官らは仮想通貨は不換紙幣同等とは認識されないため、ビットコインのような仮想通貨の行政監督を取り止めしました。

韓国国税庁は現在、仮想通貨投資家らによる資本利得税の骨組みを立案しています。

Lee氏はこう述べました。

『ビットコインのような仮想通貨を定義付けることができない韓国政府によって仮想通貨規制は停滞しています。一方で、一部の国は既に仮想通貨を商品だと定め、他の国では不換紙幣として認められています』

韓国研究員らの声明は、中国中央銀行がデジタル通貨を“できるだけ早く”発行するという声明の発表直後に行われました。

仮想通貨への取り組みを早い段階で始めた中国人民銀行は昨年、ブロックチェーンに関するの裁判を既に終えています。

Korea’s Central Bank Urged to “Seriously Consider” Issuing Fiat Cryptocurrency

Samburaj Das, December 26th 2017

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。
18:00
ライフカードVプリカ 仮想通貨で購入可能に
ライフカードが暗号資産(仮想通貨)決済サービス事業者Slash Fintechと提携。2024年5月15日から「Slash Vプリカ SHOP」でステーブルコイン等を使ったVプリカギフトの販売を開始する。インターネットショッピングやオンラインゲーム等、デジタルサービスでのプリペイド決済が拡大する見込み。
14:00
ベネズエラ、石油取引で仮想通貨使用を加速か
ベネズエラの国営石油会社PDVSAは原油と燃料の輸出において、暗号資産(仮想通貨)の利用を増やす計画だ。背景には米国による制裁再発動がある。
13:00
SEC弁護士2名が辞任、「重大な権力乱用」と非難受け 
米仮想通貨企業Debt Boxに対する訴訟において、連邦地裁が「重大な権力乱用」を理由に米国証券取引委員会に制裁を課したことを受け、同委員会の担当弁護士2名が辞任したことがわかった。
12:00
「スイス中銀はビットコインを準備資産に持つべき」2B4CHが提唱
スイスの仮想通貨擁護団体「2B4CH」は、スイス国立銀行がビットコインを準備金として持つことを提唱している。国民投票を目指す計画だ。
11:00
米大統領候補ケネディJr氏、ブロックチェーンによる国家予算監督を提唱
米大統領選候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は21日、米国の国家予算をブロックチェーンに記録して透明性を高めるという考えを披露した。
10:12
NY証券取引所、取引時間の延伸を検討か
仮想通貨と同様に株式等を24時間取引できるようにすることのメリットなどを、ニューヨーク証券取引所が市場参加者に調査していることがわかった。調査の概要が明らかになっている。
09:25
Xverseウォレット、ビットコインRunes機能対応
XverseはOKXのOrdinalsマーケットプレイスや、Magic EdenのビットコインNFT電子市場で利用可能だ。ライバルの仮想通貨ビットコイン専用ウォレット「UniSat」もRunesに対応済み。
08:00
FTX、ロックされたソラナを個人投資家参加のオークションに
FTXは4月上旬ロックされたSOLを清算するために、高割引として、2,500万~3,000万の仮想通貨SOLを約19億ドル相当で売却。これは、1トークン=64ドルの安値だったが、当時の価格は約175ドルだった。
07:15
スクエニ「シンビオジェネシス」、世界展開をアニモカJPが支援
スクエニのNFTコレクティブルアートプロジェクト「シンビオジェネシス」の世界展開を支援するとアニモカブランズジャパンが発表。400社超のWeb3企業に投資するアニモカブランズのネットワークも活用する。
06:45
Magic Eden、ビットコインのミームコイン規格Runesに対応
Runesはビットコインの4度目の半減期が発動した4月20日にローンチされたビットコインメインネット上で代替可能な新規ミームコインを発行するプロトコルで、既存のBRC20トークン規格の改善版に当たる。
05:55
コインベース、AI・ゲーミング仮想通貨銘柄新規上場
KARRATプロトコルは、仮想通貨KARRATによってサポートされた分散型ゲームインフラストラクチャレイヤーで、ゲーム、エンターテインメント、AI主導の体験進化を加速させることを目的としている。
04/22 月曜日
14:47
ビットコインの新規格「Runes」、半減期後の需要殺到でBTC取引手数料が急騰
半減期直後の仮想通貨ビットコインにおいて、新規格「Runes(ルーン)」の影響が大きな反響を呼んだ。Ordinals(オーディナル)」開発者であるCasey Rodarmor氏が生み出したものであり、そのメリットに焦点が当たっている。
14:16
米ブロック社支援のマイニング企業Gridless、ケニアで再生エネルギーの利用促進
仮想通貨マイニング企業Gridlessは、アフリカ各国で太陽光や地熱を利用してBTCマイニングを行っている。地域の電力網にも貢献する仕組みだ。
12:20
マウントゴックス弁済巡る思惑強まる、公式サイトで日本円などの支払いオプション提示か
破綻した仮想通貨取引所マウントゴックスは、債権者への仮想通貨弁済について詳細を記した表を更新した.。返還金の売り圧も懸念されているところだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧