- バイナンス 人民元建てのOTC取引サービスを開始
- 最大手仮想通貨取引所バイナンスは、中国人民元(CNY)建てのOTC取引開始した。現時点での取り扱いのある通貨は、BTC・ETH・USDTの3銘柄。中国市場開拓でチャイナマネーの呼び込みが期待される。
バイナンス 人民元建てのOTC取引サービスを開始
最大級取引所バイナンスは、中国人民元(CNY)建てのOTC取引(P2P)を開始した。現在取り扱う通貨は、BTC・ETH・USDTとの3銘柄だ。
最初に利用できるユーザーは、アンドロイド版アプリ(Version: 1.12.1)を使っている利用者かつ、最低30日以上のアカウント保有者に限られる。今後、iPhoneで使用できるiOS版や、ウェブブラウザへの対応予定もあるという。
人民元建てのOTCサービスに関しては先月、中国の上海で開催されたカンファレンスで、バイナンスの共同創設者He Yi氏が明かしたものだ。人民元建てのOTCサービスが、今後中国市場に注力するバイナンス事業戦略の一環になると言及。CEOのCZ氏も同サービスの開始にあたり、「全面開放はしていないが、中国を皮切りにサービス開始しており、およそ14億人がすでに利用できる。順次、他のエリアにも拡大予定だ。」とコメントした。
Last night, @Binance Launches P2P Trading, starting with China. Most of CT probably can't use it yet, but 1.4 billion people can. We will expand the service to other regions soon.
— CZ Binance (@cz_binance) October 9, 2019
Anything that makes it easier to get #crypto.https://t.co/GX1sPK8Hql
「中国のマーケットにも注力する」との発言内容から、中華マネーの流入など市場活性化に繋がることが期待される。
追記:
人民元の入金ルートに関して、CZ氏のツイートで判明した。
中国ユーザーは、銀行カード・Alipay・WeChat Payで入金することができる。
— CZ Binance (@cz_binance) October 9, 2019
参考:Binance Launches P2P Trading