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盗んだ個人情報で仮想通貨BTCとETHを大量マイニングした男が起訴される

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

他人の個人情報で大規模マイニング
他人の個人情報を悪用してAWSなどのクラウドサービスを不正利用した上、大規模マイニングを行なっていた男が起訴された。クラウドサービス未払い利用料は500万ドル(約5億4千万円)に上る。

他人の個人情報で大規模マイニング

米ワシントン州ウエスタン地区検察庁は9日、シンガポール国籍のHO JUN JIA(29才)に対し、不正搾取した個人情報で仮想通貨マイニング(採掘)した詐欺容疑で起訴したと発表した。

現在、米国連邦捜査局シアトル支局がシンガポール捜査当局の協力のもと、捜査を進めている。HO容疑者は、有線通信不正行為罪、機器不正使用罪、個人情報詐欺罪で、最大32年の禁固刑が言い渡される可能性がある。

同容疑者は、米カリフォルニア在住の著名ビデオゲーム開発者の個人情報及びクレジットカード情報を搾取し、アマゾンウェブサービス(AWS)を含む米国のクラウドサービス複数社に口座を開設。2017年10月から2018年2月にかけて、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)をマイニングした。

ほかにも同容疑者は、偽のEメールアカウントでウェブサイトを立ち上げ、ソーシャルエンジニアリングを駆使して、クラウドサービス業者にCPUとストレージのアップグレード、請求書の繰り延べなどの特典を認めさせていた。マイニング期間のクラウドサービスの利用料金は、500万ドル(約5億4千万円)に上り、一時はAWSのデータ容量を最も利用していた顧客の1人となっていた。

クラウドサービスの請求書を支払っていたビデオゲーム開発者の会計担当者が不正を発見し、届け出た事から事件が発覚したという。

マイニングに関連する犯罪

近年では、マイニング関係の犯罪がニュースになる事も珍しくない。

マイニングは、ビットコインなど仮想通貨を生み出す認証作業と言われ、コンピューターのCPUを使いその報酬として仮想通貨を受け取る。

相応の対価を得るためには、膨大な計算量やコストが必要となることから、今回の事案でHO容疑者は、費用をかけず他人になりすまし、不当にビットコインとイーサリアムを受け取っていたと思われる。

参考 ワシントン州ウエスタン地区検察庁
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