- ビットコイン価格反騰は「ブルトラップ」の可能性
- アナリストによると、先週末のBTC価格反騰は「ブルトラップ」の可能性が高いという。2万ドル付近まで上昇する強気シナリオの可能性が高いとしつつも、その発動にはまだ価格を下げる必要があると主張した。
ビットコイン価格反騰は「ブルトラップ」の可能性
著名仮想通貨アナリストのAlessio Rastani氏によると、先週末のビットコイン上昇は「ブルトラップ(上方へのブレイクアウト直後の下落方向への価格反転)」であった可能性が高いという。自身のYouTubeチャンネルで解説した。
つまり、押し目を狙った投資家の買いによる価格反騰であったが、実際にはそこが天井であり、今は一時的に下落のシナリオにあるというのがRastani氏の主張だ。同氏によれば、今後のシナリオとしては、2万ドル付近まで価格上昇する「ワイルドカード・シナリオ」の可能性の方が高い一方で、そのシナリオを形成するために必要な「底」をまだチャートは形成していないという。
Rastani氏は、そのワイルドカード・シナリオに必要な底のラインとして、5800ドル付近を挙げている。以下は、同氏が予測するシナリオを示したチャートだ。
また、Rastani氏は、価格が今後も一時的に下落する根拠としては、次の2点の要素を挙げた。
- 21EMAのレジスタンス
- 21EMAと200SMAが形成するレジスタンス
1つ目の「21EMAのレジスタンス」については、チャートが21EMAのレジスタンスを突破できていない点、そしてそのような今の仮想通貨相場が2017年末のバブル崩壊時と似ていることを指摘している。
2つ目の「21EMAと200SMAが形成するレジスタンス」については、価格反騰で一時的にそのレジスタンスを突破したが、最終的に押し返されたことを指摘し、そこがブルトラップを示す兆候であると説明した。