BakktのBTC先物、取組高が100万ドルを突破
機関投資家の参入経路になると期待されていたBakktへの関心は、現物市場の取引高が伴わなかったことで、市場は関心薄になりつつある。
しかし、Bakktの出来高とOI(取組高)は、10月を境に好調な推移を記録しており、徐々にその存在感を増している。
機関系データを取り扱うskewは3日、Bakktの出来高・取組高の推移をデータで公開。取組高が合計で100万ドルを超えたことを報告した。
Bakkt slowly taking off – total open interest just crossed $1mln with volumes also ramping up a quite a bit this week.
— skew (@skewdotcom) November 2, 2019
Don't bet against Jeff Sprecher! pic.twitter.com/3f7C8czO18
出来高は、BTC価格が急騰した10月25日に1030万ドルを記録。現在も、同水準の出来高を維持している。
取組高とは、反対売買されずに残っている売買契約の数量のことで、市場規模や傾向を表す指標としても用いられる。
今回Bakktのケースの場合、これまでの取組高は低い水準のため、Bakktへの新たな資金流入の面で良い傾向であることを示すデータだ。
Bakktは、BTC先物取引を基にしたビットコインオプション取引のサービスを、12月9日より開始。2020年上半期に、スタバと連携売る仮想通貨の決済アプリと商業用ポータルをローンチする計画も発表している。
BakktのCEOを務めるKelly Loeffler氏は、オプション取引の発表した新しい商品は顧客の需要から生まれたとしており、業界の需要に答えつつも、ビットコイン市場をよりクリアで健全なものにしてく取り組みを行なっていきたいとコメントしている。