CoinPostで今最も読まれています

Huobiレポート|BTC急騰の翌週、24時間取引高は前週比30%以上減少(10/28〜11/3)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
Huobi研究所提供レポート。BTC暴騰の翌週(10/28〜11/3)は、上位100通貨の時価総額が反動でやや反落。24時間取引高は前週比30%以上減少した。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$2,435億(-2.3%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:CHZ(+66.1%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:MEXC(-65.0%)
  • 時価総額上位100通貨の11/3取引高:$700.6億(-34.6%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/10/28〜11/3の仮想通貨市場は、時価総額上位100通貨のうち45通貨の価格が上昇した。Coinmarketcapによると、2019/11/3の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比-2.3%となる約2,435億ドル(約26.6兆円)となっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+66.1%となったChilizであり、時価総額ランキングは90位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはMEXC Tokeであり、前週比-65.0%で、時価総額ランキングは39位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、CHZ(90位にランクアップ)、RLC(96位にランクアップ)、ZIL(99位にランクアップ)の計3通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+66.1%となったCHZであり、最も下落したのは-65.0%となったMEXCだった。

11/3時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比-3.3%の9,235ドルとなり、イーサリアム(ETH)は前週比-1.0%の182.4ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

11/3時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は、前週比-34.6%となる700.6億ドルとなり、内25通貨の取引高が増加。更に、16通貨の取引高が20%以上増加、13通貨の取引高が50%以上増加。最も取引高が増えたのは+3,682%となったENJだった。一方で、75通貨の取引高が減少。中には56通貨の取引量が20%以上減少、24通貨の取引高が50%以上減少となった。最も取引高が減ったのは-98.7%となったSTEEMだった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の時価総額が下落した一方で、市場占有率(ドミナンス)が安定的に推移してきた。

11/3時点で、上位10通貨の時価総額は、前週比-2.5%の2,220億ドルとなり、総時価総額の89.9%を占め、前週比+1.0%となった。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比+0.2%となる67.5%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

10/28〜11/3の一週間、ビットコイン(BTC)のハッシュレートは減少した一方で、イーサリアム(ETH)のハッシュレートは増加した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比-11.4%の88.7EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは 前週比+3.0%の184.1TH/sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

10/28〜11/3の週に、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)と共にマイニングディフィカルティが上昇した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比+2.9%の13.7Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比+0.5%となる2,427THとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

10/28から11/3までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比-8.1%となる937個となった。Top5のマイニングプールのランキングが前週と同じだった。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • Poolinー176個、18.8%、17.1EH/s
  • F2Poolー149個、15.9%、14.5EH/s
  • BTC.comー140個、14.9%、13.6EH/s
  • AntPoolー100個、10.7%、9.7EH/s
  • Unknownー77個、8.2%、7.5EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

10/28から11/3までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比-0.1%となる46,023個となった。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • SparkPoolー13,610個、29.6%
  • Ethermineー10,662個、23.2%
  • F2pool_2ー5,015個、10.9%
  • Nanopoolー3,898個、8.5%
  • Zhizhu.topー2,223個、4.8%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

10/28〜11/3の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズもブロック毎のトランザクション平均数も増加した。

blockchain.infoによると、10/28から11/3までの間にビットコイン(BTC)のブロックデータの平均サイズは前週比+7.7%の1.12MBとなり、ブロック毎のトランザクション平均数は前週比+5.5%となる2,283回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及びトランザクション平均数

イーサリアム(ETH)

etherchainによると、イーサリアム(ETH)のブロック毎のトランザクション平均数は前週比-3.3%となる109.3回となった。イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズは前週比+5.5%の21,605bytesとなった。

図11:イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズ及びトランザクション平均数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Blog:https://blog.huobi.jp/

Facebook:https://www.facebook.com/huobi.Japan.ex

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧