BTCマイニング難易度が軟化調整
ビットコイン(BTC)のマイニングデフィカルティが、軟化で調整された。新たなデフィカルティ値は「12,720,005,267,391」で、前回比でマイナス7.1%で確定した。
軟化に調整されたのは8月以来初めて。これまでビットコインのハッシュレートが上昇推移を保っていたことで、7回連続でプラス調整されていたためだ。軟化されたデフィカルティがハッシュレートにどのように作用するか注目が集まる。
なお、次回の難易度調整は約2週間後を予定する。
ビットコインのハッシュレートを確認すると、19年10月27日に急落したのち、大きな反発を伴わずに下落後の水準を維持している状況にある。
続落することはなかったものの、19年5月より堅調な推移を続けてきたハッシュレートの乱れに、市場の関心は高い。
現時点で、中国の豊水期が終わったほか、市場価格の下落、デフィカルティの続伸、中小マイナーの採算ラインなど、複合的な要因が指摘されているが、明確な理由は定かではない。
中国のマイニング関係では、国内における仮想通貨マイニング産業を廃止しない方針に切り替えたことも、国家発展改革委員会(NDRC)による産業改革の最終計画書で明らかになっており、中長期的はBTCネットワークにおける重要なニュースだ。