はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米国初の登録済ビットコイン投信が誕生する可能性 米グレースケールがSECへ登録申請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン投信をSECに申請

米大手仮想通貨投資ファンドのグレースケールは19日、米証券取引委員会(SEC)にビットコイン投資信託(GBTC)を登録するための申請を行なった。認可されれば、米国初の登録済仮想通貨投資信託が誕生する。

GBTCは2013年に、SECへの登録が必要ない私募の形式で提供が開始され、その後2015年に米金融取引業規制機構(FINRA)の承認を得て、一般販売された金融商品だ。今回SECへの申請企業として、提供する投資信託が認可されれば、仮想通貨業界では初の事例になるとグレースケールは説明している。認可後は、新たに財務状況の監査結果や大きな更新がある場合の報告が必要だ。

グレースケールの管理部門のトップMichael Sonnenshein氏は、今回の申請はGBTCを上場投資信託(ETF)に変えることを意図したものではないことを強調している

SECに監督されるようになれば、GBTCがポピュラーな投資商品になり、投資家にとって馴染みあるものになると、今回の申請の目的を語っている。今回の認可がおりれば、投資家にはより多くの情報が提供されるようになり、流動性も高まるという。

現在、私募としてGBTCを購入すると、流通市場で販売するには12カ月待たなくてはならない。SECで認可されれば、この期間を6カ月に半減できるようになる。また機関投資家がより安心して投資を行えるようになることも1つのメリットになるため、さらなる機関投資家マネーの流入を狙っている。

10月9日に私募を再開したGBTCは、投資額が第2四半期(4月から6月)において約2倍まで上昇しており、機関投資家が継続的に購入していることを示している。

関連GSのビットコイン投信 24万BTC担保に増加

グレースケールは2017年、ビットコインETFを申請したが、他社が却下されたのを見て、自ら撤回した。しかし、SECによるビットコインETF非承認が続く現状でも、Sonnenshein氏は楽観的だ。「規制機関は仮想通貨に厳しいことも確かだが、同時に我々のような確立された企業との関わりを望んでいるのだ。様々な申請を行うことは業界の発展につながるし、投資市場の高品質な商品へのアクセスを提供できるようにもなる」と語っている。

参考資料 : 証券取引委員会

CoinPostの関連記事

「米国の富を仮想通貨市場へ」二つのビットコイン投資信託が誕生
米Galaxy Digital社CEOマイケル・ノボグラッツ氏が、適格投資家と機関投資家向けに、2種類のビットコイン投資信託をローンチすることを正式に発表。仮想通貨投資に縁のない50代から80代がターゲットだ。
金融大手フィデリティ NYの仮想通貨取引・カストディ許可取得
金融最大手の米フィデリティが持つ仮想通貨関連サービス子会社「Fidelity Digital Asset」はNY金融当局より、「信託ライセンス」を取得した。ニューヨーク州の機関投資家にカストディおよび取引サービスを提供することが可能に。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
17:42
FRBが3年半にわたる量的引き締め(QT)終了、仮想通貨市場に流動性改善の可能性
米FRBが12月1日、3年半にわたる量的引き締め(QT)を終了した。約2.4兆ドル規模の資産縮小後、仮想通貨市場への流動性改善が期待される。2019年QT終了時はビットコインが短期下落後に上昇した経緯があるが、専門家は政策効果の遅延やインフレ動向など不確実性に慎重な見方も示している。
16:04
走行映像でGARコインを還元 ドラレコアプリ「セトラス」が地方創生DXモデルを始動
セトラスが市民のドラレコ映像を行政業務に活用し、専用暗号通貨「GARコイン」で報酬を還元する地方創生モデルを発表。実証実験に参加する自治体を3枠限定で募集している。
13:55
コインベースへの情報開示請求が過去最多の1.2万件、欧米で協力要請急増 実態判明
コインベースが2025年透明性レポートを公開し、60カ国以上から12,716件の情報開示請求を受領し、前年比19%増加となったと報告した。米国の件数がトップだが、米国外からの請求は53%を占め前年比2%増加した。
13:15
米FDIC、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」運用規則案を12月下旬に公表予定
米FDIC代行議長がステーブルコイン規制「ジーニアス法」の運用規則案を今月に公表する予定だと表明。トークン化預金や仮想通貨業界のデバンキング問題についても対処を説明した。
12:29
カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ
米予測市場カルシがソラナ上で予測市場契約のトークン化を開始。オンチェーン取引により匿名性が向上し、開発者のサードパーティ構築も可能に。評価額110億ドル、約3500市場を運営する同社は仮想通貨ユーザーの流動性獲得を目指す。
11:00
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏、利益相反報道を否定
米トランプ政権のAI・仮想通貨特命官デビッド・サックス氏がNYタイムズの利益相反報道を否定した。名誉毀損専門の法律事務所に対応を依頼し、倫理規定遵守を主張している。
10:40
ゴールドマンがイノベーター買収、ビットコイン連動ETFも取得で仮想通貨事業拡大
ゴールドマン・サックスがETF大手イノベーターを20億ドルで買収すると発表した。買収にはビットコイン連動ファンドQBFも含まれ、ゴールドマンの仮想通貨関連商品ラインアップが拡大。
10:14
リップル、シンガポールでライセンス範囲拡大 XRPとRLUSDによる決済事業を強化
リップルがシンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの拡大承認を取得。XRPとRLUSDを活用した決済サービスを強化。アジア太平洋地域のオンチェーン活動は前年比70%増で、同地域での事業拡大を加速。
10:02
ビットコイン100万円幅急落、yETH流出事故で大規模清算|仮想NISHI
ビットコインは軟調な推移が続いている。1日には一時8万5,000ドルを割り込み、日本円ベースでも24時間比で100万円超の下落となった。背景には、イーサリアムが「フサカ・アップデート」を目前に控えロングポジションが積み上がる一方、Yearn FinanceでyETHの流出事故が発生し、ロングポジションの清算が連鎖したことがある。
09:20
リミックスポイント、12億円規模のWeb3関連事業投資を中止へ
リミックスポイントは、事前に予定していた12億円規模のWeb3関連事業投資の中止を決定。仮想通貨ビットコイン購入以外の調達資金使途を変更した。
08:40
ハッキング被害から3.7億円相当回収、ヤーン・ファイナンス
ヤーン・ファイナンスがyETH関連のハッキングで盗まれた資産のうち約240万ドル相当を回収した。回収作業は継続中で被害者への返還を予定している。
07:35
mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示
ストラテジー社のフォンレCEOがビットコイン売却の具体的条件を初めて明言した。株価が保有資産を下回り資金調達が不可能になれば売却も選択肢の1つとなる。
07:05
ストラテジー、約2240億円の米ドル準備金を確保
ストラテジー社は、優先株の配当と負債の利子の支払いのために約2,240億円の米ドル準備金を確保したことを発表。目的を説明し、仮想通貨ビットコインの買い増しも報告した。
07:00
チェーンリンク初のETF、NY証券取引所に上場予定
仮想通貨チェーンリンク(LINK)に投資する上場投資信託(ETF)が12月3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始予定。NYSEアーカがグレースケール・チェーンリンク・トラストETFの上場を認証した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧