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米大手仮想通貨取引所がNFTプラットフォームを買収 デジタルコレクタブルの将来性に投資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ジェミニ NFTプラットフォームを買収

米大手取引所が、デジタルコレクタブルの将来性を見越して、NFTプラットフォームを買収した。dAppsのトークンや絵画に紐づくトークンなど、デジタルコレクタブルの領域に大手も参入する。

ウィンクルボス兄弟が経営する米仮想通貨取引所大手のGeminiは、19日、ノン・ファンジブル・トークン(NFT)販売プラットフォームの「Nifty Gateway」を買収したことを発表した。Geminiの初めての企業買収となった。

ノン・ファンジブル・トークン(代替が不可能なトークン・NFT)とは、複製が可能なデジタルデータの世界で、暗号技術を使って生み出された同一のものが存在しない(=代替できない)、いわば「一点モノ」のトークンだ。一大ブームとなったブロックチェーンゲーム「クリプトキティーズ」のデジタル猫や現在人気急上昇のカードゲーム「Gods Unchained」もその好例だ。

これに対し、ビットコインなどの仮想通貨は、他のビットコインと取り替えてもその価値は変わらない。つまり、1ビットコインはあくまでも1ビットコインであり、代替が可能なファンジブル・トークン(FT)である。

そのため、NFTはデジタル収集品が創り出す新興経済を支える構成要素だと考えられている。

GeminiのCEOである Tyler Winklevoss氏はこう語った。

NFTとそれが可能にするデジタル商品(および収集品)は、次世代のデジタル経済において重要な役割を果たす。

これら(NFT)は、暗号技術に基づいた収集品や芸術などに最も適した形状要因であり、数十億ドル規模の全く新しい産業が出現するための基盤となる。

Geminiは、今後、切手からベースボールカード、そしてオンラインゲームのアイテムやキャラクターなど全ての収集の対象となるものが、現実世界とデジタル世界の両方で、NFTという形でブロックチェーンへと徐々に移行していくと考えているようだ。

 

Nifty Gateway

DuncanとGriffin Cock Fosterという双子の兄弟により2018年に設立されたNifty Gatewayでは、現在、人気のある「CryptoKitties」、「OpenSea」、「Gods Unchained」などのブロックチェーンゲームやアプリを取り扱っている。

クレジットカードおよびデビットカードによるNFTの購入が可能で、ユーザーは事前に仮想通貨を取得する必要がないため、気軽に利用できるプラットフォームとなっている。また、同社はゲーム開発者向けに、NFTの販売を容易にする分散型アプリ(dApp)も提供している。

Gemini傘下に入るものの、Nifty Gatewayは独立した形で運営を継続する。Duncan Cock Foster氏はこの買収による利点を次のように説明した。

我々が想像している規模で(プラットフォームを)構築するのには、必要なインフラが数多くあるが、自社で構築するのは時間がかかり冗漫な作業だ。

しかし、Geminiと提携することで、他では得られない非常に重要な多くの技術に即座にアクセスできるようになる。

新たな投資の一つとなるか

ブロックチェーンベースのデジタルアイテムが高値で取引されるというニュースも散見されるようになった。

その先駆者は、2017年末に時価1000万円超で取引された、前述のクリプトキティーズのトークンだろう。今年5月にはブロックチェーンゲームF1 Delta Timeの仮想レーシングカーが、415.9ETH(売却時価約1200万円)で競り落とされたとの報道もあった。

バスケットボールリーグの米NBAやドイツの人気サッカーチームを擁するFC Bayern Munichが相次いでブロックチェーンゲーム会社との提携を進め、デジタルベースのグッズ開発を行なっているという。

また大手メディア企業Warner Music Groupもクリプトキティーズのクリエーター会社Dapper Labsh社に投資し同社の所有する豊富なコンテンツに基づいたデジタルトークン開発に乗り出したようだ。

参考:Gemini

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