世界チェス選手権のIPO
世界チェス選手権を主催する企業「World Chess」は、米発の仮想通貨プロジェクト「Algorand(ALGO)」のブロクッチェーンを利用し、ハイブリッドIPO(新規株式公開)を実施する計画を発表した。Algorandの公式SNSで判明した。
IT'S OFFICIAL: First exciting use of recently launched Algorand 2.0! @theworldchess announces Hybrid IPO on Algorand’s #blockchain & @LSEplc. Made possible by Algorand Standard Assets and @securitize’s digital compliant solutions. @MsHannahMurphy @FT @AlgoFoundation https://t.co/4OyIr93Pyt
— Algorand (@Algorand) November 21, 2019
Algorandとは、「チューリング賞」受賞歴のある米MIT大学教授が発案したパブリックブロックチェーンで、Proof of Stake(PoS)を採用していることなどを特徴とし、スケーラビリティといった問題の解決やボーダーレスな経済圏の構築を目指している。つい先日、Algorandはメインネット2.0をローンチした。
メインネット2.0では、Algorandの規格標準(ASA)で資産トークンを発行することが可能になった(イーサリアムのERC721やERC20に同様)。World Chessは来週にもこの新機能を利用し、自社の4〜6%の株をセキュリティトークン化する。上場先はロンドン証券取引所(LSE)傘下のAIM取引所だ。
LSEは世界においても率先にセキュリティトークンに携わった主要取引所の1つだ。4月にはブロックチェーン企業20|30との提携で自社セキュリティトークンを発行し、LSE傘下の株式取引所Turquoiseで試験的に取引された。
参考:FTタイムズ