はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

韓国、仮想通貨に明確な定義を定める法案を審議 仮想通貨投資を正当化へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

韓国が仮想通貨の法案を審議

韓国の国会で、仮想通貨に法的ステータスを与える法案の審議が進められている。

仮想通貨をデジタル資産として分類し、韓国の仮想通貨市場に明確で透明な規制をもたらすことを意図したこの法案は26日、国家政策委員会で可決された。法案が実現するためには、この先さらに、司法委員会と国会の本会議での可決が必要である。最終的に法案が承認された場合、2020年から施行される予定となっている。

法案は主にマネーロンダリング防止(AML)と投資家保護を目的としているが、韓国の金融庁(FSC)は、この立法措置により仮想通貨の透明性が高まり、仮想通貨への投資が正当化されると述べている。

同法案によると、すべての仮想通貨関連企業は金融情報分析院(FIU)に登録することが必須となる。厳格な顧客の身元確認(KYC)ルール、AMLも遵守する必要がある。

さらに韓国の仮想通貨企業として承認されるためには、国営の韓国インターネット振興院によって発行される、情報セキュリティ管理システム証明書を取得しなければならない。この証明書は、セキュリティを強化し、政府の規制を遵守することを目的としている。

国際的規制基準にも準拠

また仮想通貨関連企業は、国際的な金融規制機関である金融活動作業部会(FATF)の基準に準拠して、取引監視システムを採用する必要がある。この監視システムを確立できなかった場合、処罰されることになる見込みだという。

韓国では6月に金融活動作業部会が発表した「暗号資産の管理方法を明確化するためのガイダンス」に従って、国内の仮想通貨業界に対する規制の整備を進めている。

今月21日には、国会の議会問題修正小委員会でも、特別金融取引情報法の改正案が通過した。同法案は、国会の本会議での審議を待っている状態だが、実現すれば中小規模の取引所にも公平な運営体制を整えながら、未登録取引所への罰則が強化されることとなる。

関連韓国、未登録取引所は刑事罰対象に

参考:Korea JoongAng Daily

CoinPostの注目記事

韓国上場企業、半導体が不振 仮想通貨マイニング市場との関係性は?
韓国取引所が、金融業を除く国内上場企業579社の19年1~9月期連結決算を発表。半導体メモリー市況が大幅に低迷したことがわかった。密接な関係にある仮想通貨マイニングと市場への影響でも注目だ。
韓国の仮想通貨取引所CEOに実刑判決、420億円相当の投資詐欺容疑
韓国聯合ニュースの報道によると、ソウル中央地方裁判所は4000億ウォンを超える投資詐欺を組織的に行ったとして、仮想通貨取引所コインアップのCEOに懲役16年の判決を言い渡した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧