- 規制者らはビットコインとブロックチェーン技術を自由にすることが最善の案?
- 仮装通貨を自由にすることで、市場自らが有害要素をなくすための技術開発をする、と述べられています。
仮想通貨の懸念点
馬車の時代に自動車がよく理解されなかったように、現金、金、クレジットカードが主流な現在では仮想通貨はあまり受け入れられていません。
しかしながら政府による過度な規制により、仮想通貨のイノベーションを妨げることは大きな過ちです。
中国による仮想通貨取引取締の報道後、ビットコイン値は下落しました。
しかし規制者による取引取締で、仮想通貨の懸念点が強調されました。
仮想通貨はどのように申告し税を監査するのでしょうか?仮想通貨を不正に利用し詐欺を起こす可能性もあります。
十分に理解をしていない投資家は愚かにも全財産を価値のなくなる可能性のある仮想通貨につぎ込むケースもあります。
取引所のハックによって、投資家らの資産が多量に盗まれるケースもありました。
恐らく一番心外なのは、テロリストや犯罪者集団が仮想通貨の匿名性を利用し、資産を移動させているということです。
仮想通貨の規制をどのように行うべきか
立法者は仮想通貨の規定を作り、国民を守ることを第一としています。
また仮想通貨のイノベーターも機関投資家が安心して資産運用するための明確な答えを求めています。
つまり仮想通貨を合法化する規制フレームワークの基準、管理が必要です。
このフレームワークは、市場参加者が従うべき原則を概説し、租税処理のための戦略策略を構築させる一方で、申告やライセンスの負担をかけないようにすべきです。
ニューヨーク州では、仮想通貨活動をするためには“BitLicense”という免許が必要になり、これを入手するためには多大なコンプライス、申告手数料が発生します。
このような法案はインキュベーターやイノベーションを妨げます。
SECは、ICOによって発行された仮想通貨は株券とみなされるため、登録が必要だと規定しましたが、同じくこれは米国からの開発者らの動機を失わせ、登録を(仮想通貨フレンドリーなシンガポールや日本などの)海外でさせることになります。
まず規制者らは仮想通貨とその活用方法を十分に理解した洗練された投資家やイノベーターに幅広い意見を伺うべきです。
なぜならこの技術の発展は不透明な部分が多く規制者らが独自で理解することは不可能だからです(20世紀前後自動車が開発された時代のように)。
特に、我々は以前は存在しなかった分散型ネットワークを規制に努め、これがあたかも中央集権型ネットワーク(銀行のような仲介者が守られれば、システムも安全に保てる)のように扱ってはいけません。
中央勢力が存在しない仮想通貨は、今後さらに発展し経済的な導入利用が発見されなければ、完全に受け入れられることはないのです。
次世代企業GoogleやFacebookに赤旗を振ることは、取り返しのつかない過ちとなる
仮想通貨立法を考慮する上で、インターネットを早急に受け入れたことから学べる点があります。
インターネットの成功は、イノベーションを“パーミッションレス(認可不要)”にしたことが大きなカギとなっています。
ウェブデベロッパーが新しいウェブサイトを作る際にそのための免許を取得しなければいけなかったとしたら、どれだけ発展が遅れていたか想像してみてください。
セキュリティ問題やウェブ不正利用は、インターネットの利用を妨げていたのではなく、プライバシーを保護し詐欺に取り組むための製品開発を促進しました。
つまりセキュリティ対策の製品が開発されれば、インターネットの普及や利用事例も増えるわけです。
短期的にみれば、クレジットカード情報をウェブで共有することに消極的だった人々が、今ではスマートフォンからチェックをデポジットするまでになりました。
スパム対策ソフトが開発された後にアンチスパム法が成立されたからです。
仮想通貨の可能性を最大限にいかすためには、許容範囲内の規制制度を作り、市場自らに有害要素をなくす技術開発を促すべきです。
次世代企業GoogleやFacebookに赤旗を振ることは、取り返しのつかない過ちとなります。
Regulators should keep their hands off bitcoin and blockchain
ATULYA SARIN on Jan 16, 2018
参考記事はこちらから