ブラジル当局、仮想通貨保有の未申告者に罰金
ブラジルの税務当局である連邦歳入局(Department of Federal Revenue 、RFB)はビットコインを含めた仮想通貨の取引の申告をしなかった国民に対し罰金を課す新たな税法を施行する。
取引は月ごとに報告する必要があり、報告するのは仮想通貨の売買のほか、寄付や預け入れ、引き出しなど、全てのトランザクションが含まれる。
申告の規則自体は今年の8月に出されていたもので、申告しなかった場合は500ブラジルレアル〜1500ブラジルレアルを課せられ、これは日本円にして約14000円から42000円ほどになる。
ブラジルの税制は非常に複雑であることが知られており、連邦税、州税、市税などを徴収するそれぞれの機関が各種の規定を定めている。税制の煩雑さは外国企業の参入を難しくし、経済にも悪影響を及ぼすことから、景気の低迷にあえぐブラジルでは改革が進められている。