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ビットコイン、重要ラインを死守 BTC・ETH・XRP急反発で全面高|仮想通貨市場

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

12月に入り軟調な相場が続いていたビットコイン(BTC)が大幅な反発を記録した。

一時6600ドル(日本円建て72万円)まで下落していたBTC市場は19日、急反発を伴う形で7300ドル台に復調。売り方が強まったイーサリアムや米ドル0.2ドル・日本円建20円をした下回ったXRPも、前日比6%〜8%高を記録した。

6月に1万3000ドルの年初来高値を記録して以降、下落トレンドが続いていた市場は、10月末に1万ドルを下回ったことを機に買い気配が著しく低下。値反発を伴わない断続的な下落が確認されていた。

軟調な相場は、出来高や時価総額からリスク資産性の高いアルトコイン市場にも波及。まさに総悲観の市場環境であったと言っても過言ではない。

直近ではBTCの未決済建玉(OI)が高水準にあったほか、BitMEXのファンディングレートが連続ショート払いに、bitFlyer Lightningの乖離が一時1.0%を割り込むなど売りが過熱ぎみでもあった。状況的には踏み上げにも警戒するポイントとみられたが、大きな売り圧力として警戒された中国系の仮想通貨詐欺「PlusToken」の売却動向など、大口に方向性が左右されかねない状況に、完全な心理戦に突入していた。

関連:仮想通貨市場を翻弄する「クジラの正体」史上最大のBTC詐欺に関連か

市場転換に繋がる重要ニュースは確認されていないが、日本時間19日明朝にテザーの新規発行が報告された。

市場分析では、海外アナリストPeter Brandtが、6500ドル付近を主要サポートラインとした今回のBTCの値動きに、弱気チャンネルは弱まっていく可能性を示唆。

今回の反発ポイントを極めて重要な動きとして、死守すべき重要ラインを守り切ったと指摘する。

ビットコインに関するこのトレンドチャネルは、これまでも指摘されていた重要なポイントでもある。ファンドマネージャーのDemeester氏は、2015年以降のBTCの長期上昇トレンドに関連したサポートラインは依然維持していると指摘したもので、この下降チャネルと長期トレンドラインの交わるポイントが今回反発した6300〜6400ドルの価格帯に相当していた。

BakktのATH出来高

一方、ビットコイン先物取引を提供するBakktの出来高も好調だ。

直近の下落相場に伴い、月間取組高が上昇していたBakktのBTC先物は、本日の急反発を受け、再び過去最高取組高を更新した。19日6時の時点で、5690BTCを記録。依然として高い数値ではないが、着実にその規模を拡大している。

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