QRコードで投げ銭可能
仮想通貨決済サービスMenaPayは、ステーブルコイン「MenaCash」を介して、ゲーム実況サービスの『Twitch』で投げ銭を行えると発表した。
Twitchは実況中継サービスで、世界中の誰でも、ゲーマーがパソコン、Nintendo SwitchやPSPなどでプレイするのを閲覧することができる。
中継主は、投げ銭やチャンネル登録者からお金を稼ぐことができ、サービス上での活動をフルタイムの仕事とした者も多い。
現在、モバイル端末にMenaPayのモバイルアプリケーションがインストールされている視聴者は、MenaCashで中継主にチップを送ることができるようになった。MenaCashは、米ドルにペッグされたステーブルコインだ。
MenaPayのCEO、Cagla Gul Senkardes氏によると、今回の決済サービスがリリースされた直後、Twitchの視聴者の間では、そうしたサービスに高い需要があることが確認されたという。
投げ銭手段をもっと単純にするため、MenaPayは改善を行ってアプリを更新した。
そのため、視聴者はQRコードを使用してスマートフォンから数秒で寄付を行うことができるようになったと、CEOは説明した。
ビットコインのサポートを再開
Twitchは巨大なオンラインスペースに成長しており、月間350万人以上のストリーマー(中継主)が視聴者と体験を共有している。なお日間閲覧者は120万人に及ぶ。
視聴者は中継中に寄付するか、有料の加入者になることにより、お気に入りのストリーマーをサポートすることもできる。
現在、Twitchは既にビットコインやイーサリアム等による投げ銭をサポートしている。
2018年6月にTwitchで仮想通貨による投げ銭が開始され、当時Twitch実況配信全体の15%が仮想通貨投げ銭を採用した「Streamlabs OBS」を利用していた、
Streamlabsによって支払われた投げ銭の総額は2018年第1四半期で3400万ドル(約37億円)にも達したことで話題になっていた。
今年3月にはいったん、プラットフォームからそれらの仮想通貨のサポートを削除していたが、6月に再び有効にした。
MenaPay以外にも、仮想通貨BATを利用するアンチ広告ブラウザーBraveもTwitchやYoutubeでの投げ銭に対応している。