はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

BTC急騰で7000ドル台に回復 下落するテザー価格に「高騰のヒント」か|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BTC急騰で7000ドル台へ

日本時間3日早朝に再び7000ドルを割り込んだビットコイン市場は、14時に急反発。7000ドルを再び上回ると約5分間で280ドルの急騰を記録した。

12月半ばから続いた7000ドルを下値支持線とするレンジ相場が下落方向に破られたことで市場にも警戒感が見られていた。7000ドル割れを狙った動きを含め、今回の急騰時にはBitMEXのショートポジションのロスカット推移は以下の通りだ。(14時の急騰時:約2800BTC、早朝の下落時:5325BTC)

半減期まで約100日に迫る中、Bitmainの従業員の半数を解雇する計画が報じられるなど、半減期までの駆け込み需要を横目に、マイナーの現実的な経営方針が見えたことも一時上値を重くした要因だ。

現市場の売り圧力の警戒要因は、テザー問題が一時後退したことで、マイナーの動向と仮想通貨詐欺といわれるプラストークンの2点が挙げられる。

昨日にもハッシュレートが過去最高値を再び更新したビットコインネットワークだが、半減期で大幅に減少するIRR(内部収益率)を警戒するマイナーの動向が経営方針から見えてきた事で、市場の警戒材料(半減期に向けて経営基盤の再構築や内部留保の確保)になった。

ビットコインとUSDTを改めて注目すべき理由

一方のUSDT関連は、直接的な売り圧力としての注目ポイントは薄れつつあるが、市場のマネーフローの観点からUSDT価格に再びBTC価格高騰の注目ポイントを指摘することができる。

裏付け資産を元に、1ドル=1USDTの価格を保つ仕組みのテザーだが、再び1ドルを離れ過去の安値水準に突入しつつあるが、このテザー価格の下落は、市場内資金が流出している現状を表し、資金流出に対して、新規の資金流入が減少傾向と相関している可能性がある。

特に、中国の仮想通貨規制が強まる中、USDTを通じた取引が主流な中国マネーの流れと相関を見ることができるポイントで、習近平国家主席の発言で一時的に高まった中国の投機熱後の推移として注目したい。

短期的にも、USDTの価格が戻り基調にあるタイミングでBTCが買われており、1USDTが1USDを上回ることが、マネーフローから見たBTC市場の買い場と見ることができるかもしれない。

出典:Tradingview

ビットコインとUSDTの価格の連動性について相関指数を発表したCoinMetricsは、2019年以降、平均して相関が高まっていることを指摘。USDT価格が下落した12月より特にその傾向が強まったことを明らかにしている。

出典:CoinMetrics

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 水曜日
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧