はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

英国でマネロン対策指令が1月10日に施行 仮想通貨のオープンソースソフトウェアも監視の方針

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イギリスでマネーロンダリング指令が施行へ

今年の1月10日より、欧州連合の5回目のマネーロンダリング指令(5MLD)が、英国で施行される。

この指令は、仮想通貨分野の様々なサービスや関連企業も対象としており、英国財務省は、デジタル資産、オープンソースコミュニティ、さらにビットコインや仮想通貨取引に関するコードを記述する開発者を規制範囲に入ることになる。

現在、第五次マネーロンダリング指令の対象になるのは次のようなものだ。

  • ピアツーピア交換サービスプロバイダー(法定通貨および暗号資産の取引を仲介する企業)
  • ビットコインおよび仮想通貨ATM
  • 新たな暗号資産の発行(例:イニシャルコインオファリング(ICO)など)
  • オープンソースソフトウェアの公開(非カストディアンウォレットソフトウェアを含むがこれには限定されない)

オープンソースソフトの監視は困難

仮想通貨について識者が語るYouTube番組 Magical Crypto Friendsの最新エピソードでは、参加者がこの新しい法律の施行が難しいという点で意見を一致させた。

出席者は、Charlie Lee、ライトコインの作成者であるSamson Mow、BlockstreamのCSOでRiccardo Spagni、モネロのエンジニアでトレーダーであるWhalePandaである。

Charlie Lee氏は、この政策は無意味であり、開発者が匿名の場合、どのように機能するのか疑問を投げかけた。

無料でオープンソースのソフトウェア(FOSS)は複数の地域に住む人々が協力して作った成果であることも多い。そのため、特定のオープンソースプロジェクトがどう機能しているのか、その作者が誰か、そしてそれが作成され配布された場所を見つけることはほとんど不可能だということをその根拠に挙げた。

オープンソース環境ではほとんどの場合、他のプロジェクトのコードを参照して作られる。また、仮想通貨プログラムで使用されるコードは、わずか100行の背景にも、何十人もの開発者が関わっている場合があると指摘した。

英国財務省は、まだ国際的な金融活動作業部会(FATF)による規制と勧告に関する協議への回答を公表しておらず、イギリスで活動している仮想通貨関連企業も同国の規制当局による監視の対象になるかを含め、まだ規制の詳細が明確ではない。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06:02
米FDICがステーブルコイン発行規則案を承認、銀行子会社の申請手続きを整備
米連邦預金保険公社が銀行によるステーブルコイン発行の規則案を承認した。今夏成立したジーニアス法に基づき金融機関が子会社を通じて決済用ステーブルコインを発行する申請プロセスを定める。
05:45
ロシア最大手銀スベルバンク、分散型金融商品をテスト
ロシア最大の銀行スベルバンクが分散型金融商品のテストを開始した。顧客の仮想通貨取引への関心増加に対応し、5月にはビットコイン仕組債の発行も開始している。
05:30
米SEC、4年にわたるAave調査を法的措置なしで終了
米証券取引委員会が分散型金融プラットフォームのAaveに対する約4年間の調査を終了した。法的措置の勧告はなく、創業者のクレチョフ氏が17日に調査終了を公表している。
12/16 火曜日
18:08
米SEC委員長が警告、「仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れ」
SEC委員長が仮想通貨タスクフォース円卓会議で、過度な規制により仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れがあると警告。国家安全保障とプライバシー保護のバランスを強調し、トランプ政権の方針と一致する姿勢を示した。
17:22
ナスダック、23時間取引体制を提案 仮想通貨取引モデルが影響か
ナスダックが1日23時間の株式取引体制を米SECに提案。仮想通貨の24時間取引が投資家の期待を変化させたことを背景に、2026年後半の導入を目指す。NYSEも22時間取引の承認を取得済み。
16:15
ペイパル、SparkでPYUSD貯蓄商品をローンチ 年利4.25%
ペイパルがSparkと提携し、年利4.25%のPYUSD貯蓄商品を開始。10億ドルの預金目標を掲げ、Paxosの連邦免許取得により規制面での優位性も確保。
15:27
中国で仮想通貨マイニング施設が大規模停止か 当局が2週間前に警告
中国新疆で仮想通貨マイニング施設の大規模停止が報じられた。ビットコインのハッシュレートが急落し、40万台のマシンが停止したとの推定も。2021年の全国取り締まり後、地下で復活していたマイニング活動に再び規制の動きか。
13:30
2025年ブロックチェーン人気ランキング、XRP初のトップ10入り=CoinGecko
CoinGeckoが2025年ブロックチェーン人気ランキングを発表した。ソラナが2年連続トップとなるも関心度は12ポイント減少した。XRPレジャーが初のトップ10入りを果たし、SuiとBNB Chainのシェアが大幅に拡大した。
13:00
Visa、銀行向けステーブルコイン事業支援を開始
決済大手Visaが「ステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティス」を立ち上げた。銀行や企業のステーブルコイン戦略構築を支援する。
11:07
トランプ関連のアメリカン・ビットコイン、1000BTCを追加購入
トランプ関連のアメリカン・ビットコインが12月に1000BTC以上を追加購入。上場企業上位100社の保有総額は108万BTC超に達し、企業のビットコイン財務戦略が加速。
11:05
SBIとスターテイル、信託型円建てステーブルコイン共同開発へ
SBIホールディングスとStartale Groupが日本の金融規制に準拠した円建てステーブルコインの共同開発でMOUを締結。信託型3号電子決済手段として2026年度1Qのローンチを目指す。
10:20
仮想通貨「市場構造法案」採決は2026年に先送り
米上院銀行委員会がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める「市場構造法案」の採決を来年に先送りした。超党派による協議が継続中だ。
10:05
仮想通貨投資商品、先週は約1340億円の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,340億円の純流入だったと報告。ビットコインなどの原資産別のデータも公開している。
09:59
ビットコインのアクティブアドレスが1年ぶりの低水準に、マイナー収益圧迫
ビットコインのアクティブアドレスが66万件と1年ぶりの低水準に落ち込み、マイナー収益も減少。Glassnodeによると、ETF承認後に取引がオンチェーンからETF経由にシフトしており、手数料の低迷が続けば長期的なネットワークセキュリティに懸念が生じる可能性がある。
09:35
メタマスクがビットコイン対応を追加、法定通貨での購入や送金が可能に
イーサリアム最大級のウォレット、メタマスクがビットコインのネイティブサポートを発表した。法定通貨での購入、ネットワーク送金、他の仮想通貨との交換機能が利用できるようになった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧