インストール数ではなくアクティブユーザー基準
仮想通貨DASHの広報を務めるMark Mason氏は21日、ベネズエラでDASHのウォレットアプリを利用しているユーザーが、8ヶ月で約6.6倍に増加したことを伝えた。アプリのインストール数ではなく、過去30日間に1回以上オンラインになったアクティブユーザー数だという。
From May to December there has been a 562% increase in active android devices using #Dash wallet app in #Venezuela 🇻🇪 Growth for December was 29% 📈🚀
— Mark Mason (@StayDashy) January 20, 2020
This is NOT total installs, 'active devices' shows how many devices that have been online at least once in the past 30 days. pic.twitter.com/06v6jtYPbN
国内情勢が原動力に
ベネズエラ国内では最近、仮想通貨ATMの導入やバーガーキングやサブウェイなど飲食店での仮想通貨決済対応など仮想通貨採用の話題が多く、両方ともDASHに対応している。
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また、ベネズエラ政府が原油を裏付け資産として発行する仮想通貨ペトロの政府公式ウォレットアプリPetroappでもビットコインなどと並んで交換対象通貨になっている。
ベネズエラで仮想通貨採用が進む背景には、ハイパーインフレが続き政府が原油を裏付け資産とした仮想通貨「ペトロ」を発行するもあまり普及が進まないなど、仮想通貨の実需(投機ではなく実際に使うための需要)が大きいことがある。
バーガーキングと提携して仮想通貨決済を開始したビットコインATM業者CryptobuyerのCEO Jorge Farias氏は、これについて以下のように述べている。
ベネズエラではハイパーインフレ、資金不足、銀行業や通信インフラの老朽化など、現実世界へ暗号通貨ソリューションを導入するのに最適な状況が混在している。暗号通貨を決済手段として利用しようとする政府の取り組みと相まって、これらの最先端技術の利用と採用が促進されるだろう。