CoinPostで今最も読まれています

カストディ口座からの仮想通貨を直接取引 BitGoが提供開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

カストディ口座からの直接取引で安全性と効率性向上

大手仮想通貨カストディ企業BitGoが、金融サービスプロバイダーのSettleBitと提携。カストディアカウントから資産保全を担保しながら仮想通貨取引ができるようになった。

BitGoは、機関顧客向けにセキュリティ、カストディ、流動性ソリューションを提供する企業で、同プラットフォームの月間取引高は約150億ドル(約1兆6400億円)に相当する仮想通貨業界有数のカストディアン。顧客は、取引所やマイニング企業から、機関投資家まで幅広い。

SettleBitの提携を受け実現したのは、決済プラットフォームとのAPI統合を通じた、カストディ口座から直接取引で、仮想通貨を売買する時の価格提案をリアルタイムに受け取ることも可能になった。

この価格は、最適なレートを見つけるために流動性ネットワークと照合されたもの。売り手と買い手双方の資金が認証完了すると、取引がリアルタイムで実行される。

重要な点としては、プロセス全体を通して、ユーザー資金がコールドストレージで常時安全に保管されることだ。

SettleBitのCEO、Leor Tasman氏は、両社の提携について次のように話した。

(今回の新機能は)機関投資家が仮想通貨を安全に取引する能力を構築する上で、重要なマイルストーンである。決済リスクのない取引は、特に仮想通貨の投資家から非常に求められているものだ

BitGoの金融サービス部門長Nick Carmi氏も、多くの顧客が「資産をコールドストレージから移動せずに取引する」ことを望んでいるため、今回の取引機能はその顧客ニーズに応えるものだと付け加えた。

現在、BitGoのプラットフォームではビットコイン、イーサリアム、米ドルでの取引が可能であり、近い将来に同社は、ユーティリティトークンとステーブルコインも追加する予定だとしている。

Anchorage、仮想通貨アトム(Cosmos)をサポート

最近セキュリティ機能を向上させたカストディアンはBitGoだけではない。

大手仮想通貨カストディ企業Anchorageは、仮想通貨アトム(Cosmos)のサポートを追加、ユーザーがプラットフォーム上でCosmosトークンを保管、また取引できるようにした。

大量のCosmosトークンを保有しているユーザーにとっては、秘密鍵をチェーン上で直接公開することは、セキュリティ上懸念がある。その点に関してAnchorageは、ハードウェアセキュリティモジュール内に秘密鍵を保持しながら、再委譲をサポートする。

インターネットに接続されるというリスクにさらされることなく、隔離された安全なハードウェアから秘密鍵を使用することが可能になる。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
19:46
「事業者向けのNFT活用法とは?」web3メディア経営者2名が動画解説|WebX STUDIO
動画コンテンツ紹介 新たにリブランディングした「WebX STUDIO(旧:CONNECTV)」。 「WebX STUDIO」第三弾では、CoinPost代表の各務貴仁と、あた…
18:25
ブラックロックらビットコインETF申請書の修正版提出
ブラックロックとビットワイズが暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物ETFの修正申請をSECに提出。SECの一斉承認に向けた準備と憶測が広がる。新しい監視・マネーロンダリング防止措置など、類似点の指摘も。
16:27
イーサリアムベースのDigiFT、RWA市場展開に向けシンガポールでライセンス取得
イーサリアムブロックチェーン上で展開するDigiFTがシンガポールでCMSライセンスを取得。デジタル証券とRWAトークン化により、革新的かつ安全な金融サービスの提供を目指す。ブロックチェーンと金融の融合が深化する。
13:58
「証拠不十分で仮想通貨企業を提訴した疑い」米連邦判事、SECに理由開示命令を下す
米連邦地方裁判所のロバート・シェルビー判事は、米証券取引委員会に対し仮想通貨企業DEBT Boxの資産凍結について、誤解を招きかねない不十分な証拠提示で提訴に踏み切ったと指摘。理由を説明するよう命じた。
12:15
ブラジル最大手銀行イタウ、ビットコインなど仮想通貨取引サービス開始
ブラジル最大手銀行イタウ・ウニバンコは仮想通貨の取引サービスを開始した。まずビットコインとイーサリアムを取り扱うとしている。
11:59
仏ソシエテ銀、イーサリアム上でデジタル証券を発行 ESG戦略の透明性を強化
ソシエテ・ジェネラルがイーサリアムブロックチェーンでセキュリティトークンを発行。ESGへの取り組みと透明性の向上を目指し、カーボンフットプリント情報を含むデジタルグリーンボンドを活用する。
10:45
「ビットコインは米国の利益を守る最善の手段」コインベースCEO
米仮想通貨取引所コインベースのCEOは、ビットコインなど仮想通貨が、インフレを背景に米ドルの代替手段として注目される可能性があると発言した。
10:20
Bybit、仮想通貨投資に関するレポート公開
Bybitは、投資に関するレポートを公開。このレポートでは、各種類の投資家が仮想通貨ビットコインやイーサリアムなどに、どのように資金を配分しているかを調べている。
08:30
仮想通貨ビットコインマイニング株大幅高、NYダウ反落
主要仮想通貨関連株はビットコインが42,000ドルに復帰したことを受け、5日に続伸した。一方、本日のNYダウは小幅反落しエヌビディアなど大型IT株も売られた。
07:30
「2024年まで20もの仮想通貨ETPを提供へ」カナダValour
カナダの仮想通貨ETP発行会社Valourは新たに2024年まで欧州で20もの仮想通貨ETP(上場取引型金融商品)を提供する目標を掲げた。機関投資家の資金流入が追い風になっている。
07:02
エルサルバドル、ビットコイン投資の含み益がプラスに
エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、同国の仮想通貨ビットコイン投資の利益がプラスに転じたと公表。公表時点で約5.3億円の利益が出ている。
06:30
コインベース、仮想通貨ポリゴンなどの先物も提供
米仮想通貨取引所大手コインベースは先週末、ポリゴン(MATIC)とビットコインキャッシュ(BCH)のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。COIN株価は5.5%高。
06:00
国際版バイナンス、銘柄新規上場
仮想通貨取引所大手バイナンスは新たなステーブルコイン「Anchored Coins EUR (AEUR)」新規上場を実施した。先月バイナンスに上場した「ORDI」は一ヶ月で約9倍も上昇した。
05:30
米Franklin TempletonのCEO、ビットコインやアルトコイン保有を明かす
米Franklin TempletonのCEOはFortune誌のインタビューで自身が仮想通貨ビットコイン(BTC)や一部のアルトコインを保有していると明かした。
12/04 月曜日
15:11
グレースケール、「GBTC」のビットコインETF転換についてブログで説明
米グレースケール・インベストメンツは公式ブログで、米国における現物ビットコインETFの承認は時間の問題であるとして、GBTCをビットコインETFとして、ニューヨーク証券取引所Arcaへ上場させることに注力していると強調した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア