はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米国:仮想通貨の少額決済非課税を要求=米ウォール街の業界団体

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

少額決済には課税免除を求める

米国ウォールストリートのブロックチェーン同盟は、米国内国歳入庁(IRS)に、特定の金額以下の仮想通貨決済に対しては課税免除を検討するよう求めている。

現在、IRSは仮想通貨を資産として分類。そして、きわめて小規模の購入も資本利得または損失を引き起こすとして報告を要求している。

仮想通貨によるコーヒー1杯や、ピザ、ポップコーン、映画チケットなどの細かい購入まで、ユーザーは専用の書類に記入して「資本資産の販売およびその他の処分」を当局に報告しなければならないのだ。

このことは、仮想通貨の利用普及を妨げ、クレジットカードなど従来の金融システムに競争上の優位性を譲ってしまうものだ。

仮想通貨の使用目的にも注目すべき

2020年1月付けでウォールストリート・ブロックチェーン同盟(WSBA)がIRAに提出した書面では、ビットコインなどの従来の分散型仮想通貨から、中央集権的なステーブルコインに至るまで、「多くの仮想通貨の根本的な目的は代替通貨として機能することであるとみなす上、現在の会計分類、および税務上の取り扱いは非常に不適切と考えられる」と指摘された。

さらに、仮想通貨を資産として分類すると、コンプライアンスと税務報告が要件となり、このことは、納税者や仮想通貨による支払いを受け取る業者のどちらにとっても大きな負担となると説明した。

よって、財務会計基準審議会(FASB)によってまだ決定的な仮想通貨ガイダンスがない中で、IRSは個人と小売業者の両方に対する、小規模決済の課税免除の確立を検討するべきだと、WSBAは提案している。

また、WSBAは、仮想通貨が、多くの側面を備えた新しいテクノロジーであることを強調。IRSがすべてのデジタル通貨を資産として規定することで、それぞれの特徴や性質を意図的に見落としていると訴えた。

たとえば、仮想通貨ATM会社や仮想通貨取引所などが、事業の不可欠な要素としてさまざまな仮想通貨を保有している場合、これらの暗号資産は他の市場関係者が保有する場合とは異なる目的に使用されていることを挙げた。

さらに、長期的なポートフォリオ分散戦略の一環として保有されている仮想通貨と継続的に取引されている仮想通貨も異なる目的を果たしている。

納税者が仮想通貨をどのように使用するか区分けし、税務処理、つまり経常利益と資本利得を決定するために使用する基準の明確化を行う必要があると、WSBAは論じた。

200ドル未満利益の免税法案

少額決済における免税の提案は国会でも行われている。

先月、仮想通貨推進団体CoinCenterは、仮想通貨に対する税金の公平性と題した「The Virtual Currency Tax Fairness Act of 2020」という法案を、二人の国会議員を介して国会に提出した。

当法案は、一回の取引につき、トランザクションで発生する200ドル(約2万2000円)未満の利益は免税の対象にするというものだ。

より多くの団体や議員が仮想通貨に関連する税金改正について、様々な提案や法案提出を行なっていることにより、実現する可能性が少しずつ高まっていくのではないか。

参考:WSBA

CoinPostの注目記事

「200ドル未満の利益は免税」仮想通貨の新税改正法案が米国会へ
少額取引を免税対象にする新たな仮想通貨税改正法案が米国会に提出された。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:54
イーサリアム財団、約148億円分のETHを追加ステーキング=Lookonchain
イーサリアム財団が7万ETH規模のステーキング計画の一環として、約148億円相当の45,034ETHを追加ステーキング。ETH売却から脱却した新財務戦略を加速させている。
16:32
金融庁、トークン化預金とステーブルコインを活用した銀行間決済の実証実験を支援決定
金融庁が2026年4月、トークン化預金とステーブルコインを活用した銀行間決済の実証実験を新たに支援決定。ディーカレットDCP・GMOあおぞらネット銀行・アビームコンサルティングの3社が参画する。
15:52
グーグルやマイクロソフトなど大手テック企業、AIエージェント決済標準「x402財団」の設立メンバーに参加
グーグル・マイクロソフトら大手テック企業が参加する「x402財団」がリナックス財団傘下で発足。AIエージェントによる自律決済の標準化を目指すオープンプロトコルの推進体制が整備された。
14:47
IMF「トークン化は金融を根本から再構築する」、メリットとリスクを分析
IMFのエイドリアン金融資本市場局長は、金融トークン化を単なる効率化ではなく「金融アーキテクチャの構造的変革」と位置づけている。即時決済によるコスト削減、仲介の簡素化、自動化による効率向上など、金融市場に大きなメリットをもたらす一方で、スピードと自動化、集中化は、新たな形態のリスクをもたらす可能性もあると警告した。
14:25
MoneyX フィールドノート:日本はいかにして「実用的なステーブルコイン経済」を構築しているのか|Four Pillars寄稿
JPYCや三大メガバンク、Circle、SWIFTらが集結したMoneyXの全セッションを現地レポート。CBDC・トークン化預金・ステーブルコインの共存モデルなど、日本発の「実用的なオンチェーン金融」の現在地をFour Pillarsが分析。
13:48
トランプ政権の新司法長官代行、ビットコイン・イーサリアムなどの仮想通貨を保有歴
トランプ大統領が司法長官代行に指名したトッド・ブランチ副司法長官が、ビットコインやイーサリアムなど複数の仮想通貨を過去に保有していたことが政府倫理開示書類で判明した。
13:30
ライオット社、1Qに450億円相当のビットコインを売却 保有量18%減
米国のBTCマイニング大手ライオットが2026年Q1に3778ビットコインを売却し、純手取り額は約460億円に達した。マイニング業界全体で収益圧迫が続く中、電力コスト削減とAI事業転換で差別化を図る戦略を採用している。
13:00
Ledgerユーザー狙いのなりすまし詐欺、米連邦検事局が約9600万円相当を没収
米連邦検事局が仮想通貨ウォレットLedger公式になりすました詐欺事件で約9,600万円相当を回収した。手紙を送り付け秘密鍵を騙し取る手口が確認されている。
11:15
450億円相当のドリフトハッキング、不正流出の手法は?
仮想通貨ソラナ基盤の分散型取引所「Drift」が約450億円規模のハッキング被害を受けた。ソーシャルエンジニアリングなどを組み合わせた高度な手口が使われた可能性が高い。
09:49
リップルのRLUSD寄付、米国中小企業に905件融資・約1000件の雇用創出を実現
リップルが2025年9月にXRPL上のRLUSD1,500万ドルをAOFへ寄付。905件の融資実行、5,360万ドルの資本展開、1,003件の雇用創出・1,631件の雇用維持という具体的成果が明らかになった。
09:40
ネットスターズ、姫路のトレカ店でUSDC決済の実証実験を開始 インバウンド需要に対応
株式会社ネットスターズは2日、兵庫県姫路市のトレーディングカード専門店でステーブルコイン(USDC)決済の実証実験第2弾を開始。ソラナネットワークを活用し、小規模店舗における次世代決済インフラの有用性を検証。
08:35
サークルがラップドBTCに参入、「cirBTC」をイーサリアム・Arcで先行展開
USDCの発行元サークルが機関投資家向けラップドビットコイン「cirBTC」を発表した。BTCと1:1の完全オンチェーン検証に対応し、DeFi市場における中立的な標準規格を目指す。
07:55
テレグラムのウォレットが永久先物をローンチ
テレグラムのソリューション「ウォレット・イン・テレグラム」は、永久先物取引機能をローンチしたことを発表。仮想通貨や株式、原油など50超の資産を最大50倍のレバレッジで取引できる。
07:45
米CFTC、予測市場の管轄権を巡り3州を反訴
米商品先物取引委員会と司法省は2日、予測市場への州規制を強めるイリノイ州など3州を提訴した。ポリマーケットやカルシに対する州独自の停止命令が連邦法の独占的管轄権を侵害しているとし、連邦最高法規条項に基づく差し止めを求めている。
07:15
イーロン・マスクのX、仮想通貨詐欺対策に本腰 自動ロック機能の導入で99%抑止目指す
イーロン・マスク氏が率いるX(ツイッター)が、アカウント乗っ取りによる仮想通貨詐欺を抑止する自動ロック機能の導入を表明した。フィッシング被害が後を絶たない中、プラットフォームの安全対策が新たな局面を迎える。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧