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インドはビットコイン廃止も行わず、ブロックチェーン技術対しても前向きな姿勢

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

インド政府の意向
インド政府は、ビットコインを始めとするその他の仮想通貨にも批判的な考えを示しており、財務大臣のArun Jaitley氏は「仮想資産の不正使用や支払いシステムでの使用を抑制する政策を打ち出していきたい」と言及しました。
インドの実際の動向
しかし、ビットコインやその他の仮想通貨に対して、具体的に行われたことは、特になく、毎月取引所には、数百、数千単位での新規顧客が新規アカウントの作成を行なっている事を考慮すると、今後もインド政府は寛容な状態が続くのではないかと示唆されています。

仮想ではない通貨

インド政府は、ビットコインやその他の仮想通貨の廃止についての話を切り出すときもありますが、人気を抑制することは出来ません。

2月1日に、財務大臣のArun Jaitley氏(以下、Jaitley氏)によって行われた年度予算スピーチで、彼は今一度政府がインドでビットコインやその他の仮想通貨の禁止を意図していることを提唱し、南アジアの国々はデジタル通貨を法定通貨として認知していないと主張しました

彼は、

「政府は、仮想通貨を法定通貨や通貨として捉えておらず、仮想資産の不正使用や支払いシステムでの使用を抑制する政策を打ち出していきたい」

と言及しました。

しかし、Jaitley氏はビットコイン仮想通貨取引の廃止については何も触れていません。

それどころか、政府は代わりに既存の支払いシステムでのブロックチェーン技術の使用を後押しすると主張しており、インド政府が実際に仮想通貨の根本にある価値や法定通貨を認めていることになります。

何も成されてこなかった長い歴史

インドは、ビットコイン取引において最大級の市場であり、世界で行われている10の取引の内1つは南アジアの国で行われているのです。

しかし、インド政府は長い間仮想通貨に対して批判的であり、一度それをポンジ・スキームと同様であると2017年12月の報告書にて以下のように記載されました。

「仮想通貨は、本質的な価値を持ち合わせておらず、なんの資産にも裏付けされていません。

よって、ビットコインやその他の仮想通貨の価格は、投機的アクティビティの結果であり、暴騰や変動が見受けられるのです。

これは、高まりつつある、ポンジ・スキーム同様の本当の投資バブルリスクが存在していることを意味し、投資家達の特に小売業の労働収入からの資金を一瞬にして溶かす可能性を持ち合わせています。

消費者達は、存在し得るポンジ・スキームへのリスクに関して非常に慎重に事を進める必要があります。」

未だインドで仮想通貨の使用や取引の抑制に対して行われたことは、公式発表以外で特にありません。

インド準備銀行は、2013年12月以降3回仮想通貨投資家達に対して、個人はセキュリティの妥協を始め、自身を金融的、運用的、法的なリスクに晒していると忠告を行いました。

一部のインドの銀行は、一時的に主要取引所に対して口座を閉鎖しています。

しかし、毎月取引所には数百、数千単位での新規顧客が新規アカウントの作成を行なっています。

現時点ではJaitley氏の表明が大きな影響を及ぼすということは無いと考えられています。

NO, INDIA WON’T BAN BITCOIN AND WILL EMBRACE BLOCKCHAIN TECHNOLOGY TOO

Feb 1, 2018 by ADAM JAMES

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