米国-メキシコ間の送金額が増加
仮想通貨取引所Bitsoは去年、米国-メキシコ間の送金市場の2%以上のシェアを記録。そのうえで目標として、2020年内に同送金市場において20%のシェア目標を設定している。The Blockの取材でわかった。
リップルのODLも利用するBitsoでは、XRP/メキシコペソの取引高が2019年に急激な増加し、2019年年初には50万ドル程度だった取引高が約350万ドルにまで至っている。
CEOを務めるDaniel Vogelによれば、Bitsoの米国-メキシコ間の送金額は増加の一途にあると明かし、今年の第四週には市場全体の3.5%に当たる2400万ドルを記録している。
Liquidity Index for Bitso XRP/MXN (28-day moving trend)
— Liquidity Index Bot (@LiquidityB) February 21, 2020
Day progress: 79%
Today so far: 17,762,899
All Time High: 20,391,941
Data: https://t.co/v07j0Xh3s1 pic.twitter.com/j9wubkYTb9
こうした成果を上げた理由についてVogelは、既存の金融機関を利用し送金を行った場合、中間業者による高額な手数料が差し引かれるが、暗号資産(仮想通貨)を利用することで手数料が安く抑えられる点にあると見ているようだ。
リップル社のBrad Garlinghouse氏が去年10月に、ポッドキャスト「Off the Chain」に出演した際に、リップル社提携先の大手送金企業マネーグラムによるフィリピン・ペソとメキシカン・ペソの送金市場について言及。送金された取引量のうちの80%のXRPは、リップル社のODLを利用していたことを明らかにした。
Bitsoを利用するマネーグラムの送金高は、これまで堅調な成長を見せており、市場拡大にさらなる拍車をかけたい格好だ。
参考:TheBlock