はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨と規制の共存 「CoinGeek London 2020」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「CoinGeek London 2020」開催

仮想通貨メディア・ブロックチェーン企業であるCoingeekが「CoinGeek London 2020」を開催。

金融セクターのさまざまな部門のリーダーが集まり、ビットコインと規制がどのように協働していけるかを議論した。

パネリストとして登壇したのは、Layer2 TechnologiesのCTOであるEli Afram氏、Bitcoin SVを利用したトークン化企業Tokenizedの英国運営責任者であるAndrew Baxter氏、MUFG銀行マレーシア、イスラムバンキング窓口エグゼクティブアドバイザー、浜平真澄氏、Basler KantonalbankのAvaloq開発者Holger Vogel氏である。

司会は、ビットコイン協会の創設者であるJimmy Nguyenが行った。

既存金融システムの欠点にチャンス

TokenizedのAndrew Baxter氏は現在の金融システムの欠陥に、仮想通貨業界のチャンスを見出していることを語った。

既存の金融システムのどこに問題があるのかを見出し​​、それらの問題に関して、仮想通貨が一番魅力的なものになる場所を探すことを提案、「スピード、コスト、信用の問題を解決できるとき、仮想通貨は最も魅力的な選択だ」と続けた。

具体例としては、クロスボーダー決済の外貨取引がいまだに2日ほど時間を要することがある。国際送金は、いまだに数十年前と同じような手続きに基づいており、即時性や完全な透明性を提供する現在の技術を反映していないと論じた。

(BSVを利用するクライアントは)すべての参加者はKYC(顧客身元確認)を受けている。すべての取引は既知の当事者と行われるため、監視、疑わしい取引のチェック、資金源の認識などが可能になり、規制当局は情報をリアルタイムで確認できる。

ブロックチェーンはイスラム世界に最適

MUFG銀行マレーシアの浜平真澄氏はイスラム世界でも仮想通貨が役立つ場面を指摘した。イスラム金融システムはシャリア法を順守しなければならない。

例えば、イスラム世界では、所有する前に商品を販売することはできない。したがって、商品の所有権の順序を整理して記録する必要があり、これは手作業で行われる非常に複雑なプロセスとなっている。

ビットコインSVブロックチェーンを使用すると、タイムスタンプ台帳機能を利用できる。記録を変更することも、改竄することもできない。非常に効率的。ブロックチェーンはイスラム金融に適している。

システム断片化を解決

スイスの銀行でAvaloq開発者を務めるHolger Vogel氏は、デジタル世界における今日のさまざまなシステムの断片化の問題は、すべてが同じブロックチェーン上にある場合にのみ解決されるという考えを披露した。

リスクシステム、発行システム、取引システムのように、様々な機能ごとに断片化されたシステムが多くある場合、すでにデジタルになっている、断片化された世界がある。これを同じシステムでボーダレスに行うことで、効率を改善できる。

参考:Coingeek

CoinPostの注目記事

ウィキペディア創設者、仮想通貨を用いた報酬制に断固反対する理由を語る
ウィキペディア共同設立者ウェールズ氏は、同サービスにブロックチェーン・プラットフォームを統合することにメリットはないと強調。その理由について説明を行った。
仮想通貨ビットコインのクジラ、新ツールで動向を追跡可能に
チャートサイトBitcoinWisdomはビットコインクジラの動きを追跡する新たな「アグリゲートヒートアップ」ツールを公開。BitMEX・Bitfinex・Coinbaseの米ドル建て注文板を1つに。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入がETF上回る、2025年上半期24万超BTC取得で4倍以上増
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧