コインベース、日本進出へ本腰か
金融庁認定の規制団体である「日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)」は2日、第二種会員としてCoinbase株式会社を含む3社の入会を発表した。
今回、第二種会員に入会したのはCoinbase株式会社(代表者名:北澤 直)、株式会社デジタルアセットマーケッツ(代表者名:西本 一也)、東京ハッシュ株式会社(代表者名:段 璽)の3社。
JVCEAは発足当初、正会員として金融庁の認可済み取引所(仮想通貨交換業社)のみで構成されていたが、第二種会員の受付を18年10月より開始している。「仮想通貨交換業の健全な発展および仮想通貨交換業の利用者の保護を目的」として業界団体の確立へと登録範囲を拡大した。
第二種会員は、「資金決済法第63条の3に規定する仮想通貨交換業者登録の申請中の事業者又は申請を予定する事業者」の枠組みであり、新たに登録された3社が、日本で新たに交換業社を目指す事業者であることが明らかになった格好だ。
特に注目は、米国の大手取引所Coinbaseの第二種会員登録。2018年6月4日に日本進出について発表されてから、約2年ぶりの大きな進展となる。
同社は仮想通貨業界では歴史ある取引所で、業界初のユニコーン企業(未上場で企業評価額が10億ドルを超える企業)としても有名。登録者数も規制下で運営する取引所としては世界最大規模を誇る。
日本では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が、傘下の三菱UFJ銀行や三菱UFJキャピタルを通じて出資を行なっている企業でもある。
また、仮想通貨交換所サービスだけでなく、有価証券も含めたカストディサービスなども開始しており、幅広いアルトコイン銘柄の採用を目指しているとしている。