スウェーデンでIPOを計画
北欧スウェーデンを拠点にする仮想通貨(暗号資産)取引所BTCXが、2020年のQ3(7月〜9月)までにIPO(新規株式公開)を行うことが分かった。複数のメディアが報じた。
BTCXは2012年に設立。法定通貨でビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の取引が行えるサービスを提供している。
IPOの目的は、従来の投資家を仮想通貨という新しい資産に呼び込むためだ。現在は金融顧問企業Eminova Partnersに支援してもらいながら、スウェーデンでのIPOを目指している。
仮想通貨業界では、マイニング企業を筆頭に、IPOを行う企業が出てきている。マイニング企業Canaanは米国でIPOを実施。ライバルBitmainも米国でIPOを申請を行なっており、同じマイニング企業Ebangも米ナスダックでIPOを計画していることが分かっている。
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なお、大手仮想通貨取引所については、IPOに関する大きな動きは見られない。米リップル社のBrad Garlinghouse CEOは、同社がIPOを行うと決まっているわけではないと説明。「2020年には様々なブロックチェーン・仮想通貨企業のIPOが行われる可能性はあるが、リップルは最初でも最後でもない」という過去の発言は、オープンな言い回しだったと語った。