はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

カナダ金融監督機関、仮想通貨の規制強化に本腰 FATFのレビュー対策へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の規制強化へ本腰

カナダの金融監督機関FINTRACが、仮想通貨(暗号資産)に対する規制強化へ本格的に動き出したことが分かった。

マネーロンダリングやテロ資金供与の監督機関であるFINTRACは、2020年から2021年の計画を発表。その中で、仮想通貨などに重点を置いた最近の法改正に合わせ、新たな規制の実行をどのように進めていくのがベストなのかを国内外の幅広い関係者と協議し、じっくり検討する必要があると説明している。

カナダは仮想通貨業界の規制整備を積極的に進めている。今年1月には、証券規制団体であるカナダ証券管理者会(CSA)が、新たに規制のガイドラインに関する通知を出し、仮想通貨取引所の多くはカナダの証券法の規制対象に該当することを示唆した。

関連カナダの規制団体、仮想通貨取引所が証券法の規制対象になる可能性を指摘

また国内の仮想通貨取引所に対し、6月からFINTRACへの登録を義務付けることを計画。FINTRACの動きの背景には、金融活動作業部会(FATF)が発表したガイダンスがある。

FATFは昨年6月、37の加盟国に対し、マネーロンダリングやテロ資金供与を防止するために、仮想通貨の規制強化を促した。本ガイダンスは「トラベル・ルール」とも呼ばれ、仮想通貨関連事業者による仮想通貨の送受金の際に、送り主と受取人の個人情報を記録するという厳格な国際基準だ。

FATFは今年6月に過去12か月分の遵守状況についてレビューを行う。FATFの加盟国であるカナダも、それまでにルールを遵守する体制をしっかり整えておくことを見据えているのだろう。2015年〜2016年の審査では、カナダはマネーロンダリングやテロ資金供与に関する対策が不十分という評価を受けている。

参考資料 : FINTRAC

CoinPostの注目記事

アフリカ・ジンバブエ中銀、仮想通貨事業で規制サンドボックス検討へ
ジンバブエ共和国の中央銀行が、仮想通貨事業に関して前向きな規制の枠組みを整備する可能性があることがわかった。仮想通貨の国内業者を法的に後押しする一定の方針を示した。
欧州新マネロン規制が仮想通貨業界に思わぬ好影響 伝統金融機関参入のきっかけに=独証券取引所幹部
ドイツの証券取引所の幹部によると、仮想通貨業者に大きな負担を強いることが懸念されていた第5次マネーロンダリング指令(AMLD5)が、仮想通貨・ビットコイン市場に思わぬ好意的な影響をもたらしている可能性がある。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧