WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインネットワークの開発資金は誰が支えているの?=ビットメックス調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

資金面から見たビットコインネットワーク開発の状況

仮想通貨デリバティブ取引所大手ビットメックスBitMEXの調査研究部門であるビットメックス・リサーチが、ビットコインネットワークの開発を資金面で支援している機関を明らかにした。

レポートによると、現時点のビットコイン・コアの開発資金調達に関する状況は、以前よりも「健全になっている」という。

ビットコイン開発者と資金提供元

ビットメックス・リサーチは、公開されている情報と、開発者と直接コンタクトをとって確認した情報に基づいて、包括的なビットコイン開発者への資金提供状況をまとめた。

まず、ビットコイン開発者の雇用や助成金という形で、直接資金提供を行っている機関を、サポートする開発者の数の順にまとめたものが次のグラフ。

ビットコインおよびライトニングネットワーク開発に最大数の開発者を雇用しているのは、BlockstreamとLightning Labsとなっている。

Blockstreamはカナダに拠点をおく企業で、資金源はベンチャーキャピタル。著名な開発者で共同設立者のPieter Wuille 氏をはじめとする二人のビットコイン開発者と、3人のライトニング開発者、そして3人の暗号専門家を抱えている。

Lightning Labsは米サンフランシスコを拠点に、同じくベンチャーキャピタルを資金源とするが、8人のライトニングソフトウェア開発者を雇用している。

3位となったSquare Cryptoは、ツイッターの共同創業者で米決済会社Square CEOのJack Dorsey氏の肝いりで立ち上げられたビットコイン開発者支援のための事業。4人のライトニング開発者を抱えるとともに、3人のビットコイン開発者へ助成金を支給している。

4位は、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のデジタル通貨イニシアチブ (DCI)で2人のビットコイン開発者と4人から5人の研究者を抱える。 寄付による資金調達だ。

なお、4人の開発者を抱え、7位となったDG Labはデジタルガレージ、カカクコム、クレディセゾン、KDDIの4社が立ち上げた日本の研究開発組織。 ブロックチェーンは同組織が重要分野とみなす五つのうちの一つで、積極的に支援活動を展開している。

さらに、ビットメックス・リサーチは、別の角度からも、資金提供状況を調査。ビットコイン・コアプロジェクトへのコミット数の順に開発者をリストアップし、その資金提供者に焦点を当てた。その結果、独立した開発者が11人と多数を占めているが、組織としては、米ニューヨークに拠点をおき、7人の開発者を抱えるビットコインリサーチ会社、Chaincode Labsが首位に立った。 その資金は二人の共同設立者が提供している。

結論

ビットコイン開発のための資金調達の状況は、ビットコイン財団のみが主要な資金提供者であった2012年から2014年までの期間と比較すると、現在ではその数も増え、はるかに分散化されていることが明らかになった。 資金提供者の透明性も高いことから、かなり健全で好調だと言えると、レポートは結論づけている。

特に、BitfinexやOkCoinなど、仮想通貨取引所が開発資金の提供に参加したことが心強い要素だという。 これらの取引所は寄付やベンチャーキャピタルファンドからの資金調達とは別の形、つまり留保利益から資金を提供している。そのため「資金提供者のグループに必要な多様性がもたらされ、持続性のレベルが向上する可能性がある。」とビットメックス・リサーチは強調した。

今後の課題としては、新しい開発者を支援し訓練すること、多様なビジネスモデルの企業の留保利益からもたらされる持続可能性の高い資金提供、また、異なるスポンサーから資金提供を受けつつも、開発者同士が効果的に協力できる環境づくりなどをあげた。

出典:ビットメックス・リサーチ

CoinPostの注目記事

ビットコイン市場は重要局面 下落継続か、世界経済の動向がカギ|仮想通貨市況
仮想通貨市場でビットコインは、再び米ドル建取引で6000ドルを下回った。資産現金化需要の再燃リスクが依然高いことで、経済危機に伴う現金化の動きに弱いビットコイン市場は売りが先行した。
仮想通貨ビットコインの価格上昇「半減期からタイムラグある」=ビットメイン創業者
ビットメインの共同設立者ジハン・ウーが、今後の仮想通貨市場の見解を語った。今回のビットコイン半減期と価格上昇のサイクルには多少のズレが生じると指摘した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/14 火曜日
21:55
テスタ × 渡辺創太 デジタル金融、ぶっちゃけ投資はどう変わる?|WebX2026
WebX 2026のデジタル金融対談を詳報。テスタ氏はビットコインを有事のヘッジと位置づけ、渡辺創太氏は株式トークン化の本命は2029年と予測。金商法移行とパーペチュアル合法化が市場に何をもたらすかを読む。
15:59
トークン化MMF・RWA、兆円市場への本格シナリオ|WebX2026
ブラックロック・フランクリン・テンプルトン・Securitize Japanが登壇。トークン化MMFの3つのユースケース、DeFiとの連携条件、トークン化株式の可能性、そして「2033年に3,000兆円市場」へ日本がどう挑むかを徹底討論。WebX 2026レポート。
15:10
ドップラーとSBIデジタルファイナンスが提携、XRP金融インフラを整備
ドップラーファイナンスとSBIデジタルファイナンスが機関投資家向けXRP金融インフラの整備に向けた戦略提携を発表。XRPおよびトークン化資産を活用した機関向けソリューション開発と日本市場でのトークン化金融インフラ普及を共同で進める。
13:55
ロビンフッドチェーン、初週でDEX取引量5000億円突破 ミームコインが牽引
ロビンフッドが1日にローンチした独自L2「ロビンフッドチェーン」が、稼働初週でDEX取引量31億ドル超を記録し、ソラナ・BNBチェーンに次ぐトップ5入りが判明した。一方、実際の取引を牽引したのは同社が注力するRWAではなくミームコイン市場だった。
13:12
暗号資産ETF解禁へ、金商法改正の意義と課題|WebX2026
金商法改正で暗号資産が投資商品として法認知される。WebX 2026で木原誠二議員・河合健弁護士・保木健次氏が議論したETF解禁・申告分離課税20%・責任準備金・レバレッジ規制緩和の論点をレポート。
11:35
米ニューハンプシャー州知事「ブロックチェーン基本法」に署名、仮想通貨の権利を保護
米ニューハンプシャー州でブロックチェーン基本法が成立。仮想通貨の自己保管や決済利用、マイニング、ステーキングなどを法的に保護し専門の裁判部門も設置する。
11:00
中国の幹部検察官ら、匿名仮想通貨やミキサーの利用をマネロンの推定根拠にすべきと提案
中国の最高人民検察院のウェブサイトに、仮想通貨を利用したマネーロンダリングの規制に関する提案が掲載された。現時点では法的拘束力はないが、中国の最高検察機関が掲載した内容であるため関心を集めている。
10:41
インフキュリオンとDCP、DCJPYの決済基盤連携で基本合意
インフキュリオンとDCPが、トークン化預金DCJPYを軸とした決済基盤の社会実装に向け基本合意書を締結。AIエージェントが自律的に決済を行う時代を見据え、カード決済・給付金・目的別貯金の3領域でユースケース検討を始める。
10:13
100億円から1兆円規模へ、JPYC・JPYSC両代表が語る円ステーブルコインの事業戦略
現在130億円規模にとどまる円ステーブルコイン市場。WebX 2026でJPYC・SBI VCトレード・Startale Group 3社が語った1兆円シナリオ、規制緩和の課題、機関投資家向け展開の全容をレポートする。
09:20
トランプ大統領、クラリティー法の可決を上院に要請
米トランプ大統領は急逝したグラム議員を追悼しつつ、仮想通貨市場構造法案(クラリティー法)の審議推進を上院に要請した。法案では倫理条項をめぐり与野党の対立が続いている。
09:02
次世代決済の分岐点、サークル・JPモルガン・ソラナ責任者が対談|WebX2026
ステーブルコインかトークン化デポジットか、サークル・JPモルガンキネクシス・ソラナ財団が「競合ではなく用途別の共存」と言う答えを示した。アジアでのUSDC実装事例から、エージェンティックコマースという次の波まで、WebX2026の議論をレポートする。
08:00
アジアは仮想通貨大国になれるのか?政策・信頼・流動性の三本柱を問う|WebX2026
台湾新法・信頼の設計・流動性のオンショア化——アジアが仮想通貨大国になるための三本柱を、立法委員葛如鈞氏、ジーエスアールCJ氏、バックパックのカン・サン氏が議論した。
08:00
米クラリティー法、上院審議再開で4週間の最終局面へ
米上院が会期を再開し、クラリティー法の採決に約4週間の審議期間が残された。グラム議員の死去とマコーネル議員の欠席で共和党の余裕は事実上ゼロとなり、倫理条項の決着と民主党票の獲得が法案の成否を握る。
07:45
JCB、USDCの訪日客向け決済を検証へ
JCBは、サークルの関連企業と協業することで合意。訪日客向けに都内の1店舗で米ドルステーブルコインUSDCの決済の検証を開始し、他の加盟店への拡大を検討する。
07:22
JPYSCが描く信託型円ステーブルコインの未来|WebX2026
WebX2026 セッションレポート JPYSCが描く信託型円ステーブルコインの未来 渡辺創太 × 近藤智彦 Startale Group CEOの渡辺創太氏と、SBI VCト…
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧