仮想通貨採掘大手Bitmain、イーサリアムのハッシュレート低下防止へ

新たなファームウェアをリリース

大手仮想通貨(暗号資産)採掘企業Bitmainは30日、イーサリアム(ETH)対応のマイニング機器「AntiminerE3」を長く利用できるようにするため、新たなファームウェアをリリースしたことを発表した。

ファームウェアとは、パソコンなどのハードウェアに組み込まれるソフトウェア。BitmainのAntiminerE3の利用は、DAGファイルのサイズ増加によって、Antminer E3が停止が緊急停止することが要因となり、2020年4月以降ハッシュレートの低下につながると懸念されていた

今年2月に、ETHよりもブロック高やDAGファイルのサイズが大きいイーサリアムクラシック(ETC)で、同様の現象が見られており、Antminer E3の許容量オーバーが要因となったETCネットワークハッシュレートが急減少していた状況が実データから示されている。

ETCのハッシュレート低下:2020年2月

関連ETC「ハッシュレート大幅下落」 ETHも4月に警戒か

この問題に対応するためにリリースされたのが、今回のファームウェア。DAGファイルを処理するためのスペースを増設することができるようになっている。

Bitmainは今回の発表で、4月以降も安心してAntiminerE3でETHのマイニングを継続できると伝えているが、その期間は2020年10月までと述べている。今回の新しいファームウェアによって、ブロック高が約1140万になるまで対応できるようになったと説明し、そのブロック高に達するのが2020年10月頃としている。

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著者

YILUN CHENG

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