フィンテック企業がビットコインの金利サービス
イギリス発のフィンテック企業「Mode Banking」は、ビットコインの金利商品を新たに提供すると発表した。Modeは、ツイッター共同創設者Biz Stoneが出資するモバイルバンキングサービスを手がけるフィンテック企業、ビットコインの購入とウォレットアプリ機能の提供を行なっていたが、新たな金利サービスを導入する。
同社は、今回のサービス導入にあたり、「ビットコイン銀行」とのワードを用いて、サービスをアピールした。
導入された金利サービス『Bitcoin Jar』は、預け入れ金利が年利で5%。これからの8週間では、ロックアップせずに自由に引き出せる形で対応する。入出金手数料は無料となる。(大手BlockFiでは6%)
Modeは金利サービスを提供するにあたり、大手DeFi企業Celsius Networkと提携している。
現在各国の銀行の預金金利が極めて低い中、ビットコインといった新たな資産クラスを通してより高金利を得られることで、中長期的に保有しようとする利用者層が増える見通しを立てているという。
これまでスイスなどでいわゆる「仮想通貨銀行」も同様のサービスを展開しており、仮想通貨の保管業と金利を組み合わせたサービスが各国で展開されている。オルタナティブ投資に目を向ける投資家が増えることで今後預金金利の運用需要が高まると見られる。
参考:Mode Banking