Bitfinex1位が語るビットコイン相場の見通し
仮想通貨(暗号資産)取引所Bitfinexのリーダーボードで、現在1位にランクインする著名ビットコインクジラの「Joe007」が、コロナウイルスによる市場の混乱で、市場のボラティリティは今後も継続すると警告。一般投資家が総悲観に陥る相場になる可能性があると言及した。
一方で、一般的に「ビットコインは死んだ」と多く語られる一般投資家の総悲観の状況に陥ったときこそ、次のビットコイン購入のタイミングになると、ターゲットとする取引タイミングを明かした。
Joe007がそう語る理由は、今回のコロナショックは、自分の世代で最大の経済ショックになり得るとの考えがある。
金融危機とそれに伴う経済政策は、長期に渡って波のように波及し、一時的に偽の希望を抱かせる一方で、最終的には破綻すると指摘する。その影響は様々な分野に波及し、局地的な金融緩和は、結果的に大きな混乱へと発展する可能性があると論じている。
It is going to be the biggest economic shock of our generation. It will unfold in waves and over time, giving false hopes and then crushing them. The focus of the crisis will be shifting through different areas. Attempts to alleviate and solve one crisis will lead to more mess.
— ᴹᵁᴴJoe⁰⁰⁷ 🐳 (@J0E007) April 3, 2020
今回Joe007が購入タイミングと見る一般投資家の心理的なポイントは、価格と市場感情で算出されるインデックス「Crypto Fear & Greed Index」でも確認することができる。
この指数は、「極度の恐怖(Extreme Fear)」に陥ったタイミングが、ビットコインの底値と相関するよう設計されており、通貨価値を評価する一つの基準になり得る。
15日現在のインデックスを確認すると、ビットコインが急落した3月から「極度の恐怖」が示す総悲観に陥っている。
しかし、Joe007によると、未だ一般的には「ビットコインは死んだ」と論じる声は弱く、今後の高いボラティリティの中で、状況を上回る総悲観の状況に陥る可能性があると指摘する。