はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

NEM財団代表:仮想通貨価格操作は今に始まったことではないと発言

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨価格操作は避けられない?
いわゆる「主要通貨市場」でも価格操作の兆候が見受けられます。NEM財団代表Lon Wong氏によると、仮想通貨の価格操作は今に始まったことではない、とのことです。
規定者は勉強不足?
Wong氏は規定者に仮想通貨市場の知識および経験が足りないため、効果的な規制ができないと考えています。

価格操作が避けられないのが現状

NEM.io財団代表Lon Wong氏は

「仮想通貨の価格操作は今に始まったことではない」

と述べました。

CNBCに対し、規定者はデジタル通貨利用を監視するために「一貫した」規制体制を開発するべきと述べました。

そして彼は仮想通貨の価格操作は避けがたいことであると考えています。

彼のその主張は比較的小さい仮想通貨市場だけでなく、より確立した従来の市場での市場操作を暗示するようないくつかの出来事によって裏付けされているようです

自身の陳述を正当化するため、NEM財団代表は成長する仮想通貨市場を世界の法定通貨金融システムと比べました。

最初の比較として「主流市場」でも価格操作が行われていることを言及しました。

彼の考えでは仮想通貨コミュニティーは現在「初期の成長段階」にいます。

そのため、これらの問題を「成長痛」の一種と考えてもおかしくないことになります。

仮想通貨技術に焦点を置くべき

NEM財団代表は仮想通貨市場が「成熟」および安定した時には価格操作が「過去の出来事」になると予想しています。

しかし、彼の財団は価格よりも技術の向上や開発に焦点を置いているようです。

CNBCとの話し合いにおいて、Wong氏の発言はBitfinexなどの大手デジタル通貨取引所が市場価格を操作しているという仮想通貨投資者の心配に向けているようでした。

実際、以前Core Mediaが報告したように、Bitfinexは2017年12月に米国商品先物取引委員会(CFTC)に呼び出されています。

CFTCが具体的にどのような情報を要求したかは確かではありませんが、価格操作に関係していた可能性は十分にあります。

とりわけ、NEM財団代表によるこれらのコメントは日本の仮想通貨取引所コインチェックから5.3億ドル(約570億円)相当のNEMトークンが盗まれた数週間後にされています。

規定者はまだまだ勉強不足

おそらくNEM財団代表による最も注目すべきコメントは、規定者が仮想通貨についての知識が足りないことでしょう。

Wong氏は彼らがまだ仮想通貨(特に中央集権型仮想通貨取引所)を効果的に規制できないと考えています

しかし、規定者に仮想通貨市場やその基礎となる技術について十分な知識と経験が不足しているにもかかわらず、Wong氏は

「(取引所と規定者)両者が協力して次のステップに進むための結論に至る」

と考えています。

世界仮想通貨市場の現状と、これまでの規定者の反応からは世界中の権力者が仮想通貨に対するなんらかのコンセンサスにたどり着くことは考えにくいかもしれません。

仮想通貨市場が成熟したときに価格操作が完全になくなるというWong氏の予想が、実現できるかはわかりません。

なぜならすでに規制された従来の金融システムでも価格操作が行われている兆候が見受けられるからです。

NEM財団代表が述べた内容が起こるかはわかりませんが、仮想通貨界の大物が考えていることを知ることは大事だと思います。

NEM President Says Cryptocurrency Price Manipulation Is “Unavoidable”

Feb. 14, 2018 by Omar Faridi

参考記事はこちらから
ネムニュース一覧
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/27 火曜日
17:50
【ビットコイン・ドージコイン他】月1万円で今いくら?|ドルコスト平均法の実績シミュレーション
過去に仮想通貨を買い始めていたら今いくらになっているのか、積立投資の利益をシミュレーション。ビットコイン、イーサリアム、XRP、ソラナ、ドージコインの利益を算出しました。
15:30
ブラックロック「BUIDL」ファンド徹底解説|29億ドル突破の仕組みとメリット
ブラックロックのトークン化ファンドBUIDLが29億ドル突破。米国債裏付けデジタル資産の仕組み、投資方法、パートナー企業、市場シェア40%の成長要因を徹底解説。2025年注目のRWA投資戦略とリスクまで解説。
13:45
ビットコイン金融『Avalon』に戦略投資、YZiラボ主導
YZi Labsがビットコイン基盤のオンチェーン資本市場を構築するAvalon Labsに投資。同社のBTC担保ステーブルコインUSDaはDeFiLlama第2位のCDPプロジェクト。
13:15
コインベースに集団訴訟、顧客データ漏洩に伴う株価下落で「重大な損失」
米暗号資産取引所大手コインベースが、2024年12月発生のデータ漏洩事件の開示遅延により集団訴訟に直面している。これはインドで発生した従業員による不正行為に由来し、米司法省も調査に乗り出している。
12:26
アルトコインは売り優勢、ヴァンス米副大統領講演のビットコインカンファレンスに市場の関心
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン10.8万ドル台で高値維持。今週ラスベガス「ビットコイン2025」で現職副大統領として初めてヴァンス氏が講演する。機関投資家の仮想通貨ETF流入は週間33億ドルの最高記録を達成し、JPモルガンのETF解禁発表とともに市場の関心を集めている。
11:30
イーサリアムがキャッシュレス社会のリスクに対応可能=ヴィタリック
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、危機の際にETHがデジタル決済システムの代替となる可能性を提示した。北欧のキャッシュレス社会見直しを受けている。
10:50
ビットコイン暗号化への影響は? グーグル研究で暗号解読に必要な量子ビット数が激減
グーグルの量子コンピューター研究で、RSA暗号の解読に必要な量子ビット数が従来の20分の1の100万個未満で可能と判明。仮想通貨ビットコインの楕円曲線暗号も同様の影響を受ける可能性浮上。
10:15
テキサス州ビットコイン準備金法案、上下院協議委員会で最終調整へ
テキサス州議会で仮想通貨ビットコイン準備金設立法案SB21の上下院協議委員会が設置。先週下院可決後、修正案調整のため両院メンバーが協議中。
09:53
SBI VCトレード、モナコインやエンジンコインの取扱廃止を発表
SBI VCトレードは仮想通貨モナコインを含む3銘柄(ENJ・MONA・FCR)の取扱を2025年6月25日メンテ終了後に廃止する。対象銘柄の出庫は7月23日まで可能。
09:44
「ビットコイン2025」開催 米副大統領やメタプラネット社長も出席、ビットコイン法など議題に
米国ラスベガスで開催される「ビットコイン2025」にヴァンス副大統領ら政府幹部が出席。ルミス議員のビットコイン法案も議題となり業界注目のカンファレンスだ。
09:15
ビットコイン現物ETF、週次出来高が年初来最大規模に
米国の仮想通貨ビットコインの現物ETFにおける先週の出来高は250億ドル。この週はビットコインが最高値を更新しており、週次出来高としては年初来最大規模となった。
08:15
The Blockchain Group、ビットコイン保有戦略強化へ 100億円超社債発行で
欧州初のビットコイントレジャリー企業The Blockchain Groupが約90億円の転換社債発行を完了。新たに590BTC取得予定で、保有総額は1437BTCに拡大する見通し。
07:50
「ビットコインは容易に裕福になれる手段」金持ち父さん著者キヨサキ
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、仮想通貨ビットコインは容易に裕福になれる手段であるとXに投稿。0.01BTCの保有だけでも2年後に非常に裕福になれる可能性があると主張した。
07:15
ドバイ、XRP基盤の不動産トークン化で160億ドル市場を目指す
ドバイ土地局が中東初の不動産トークン化プラットフォーム「Prypco Mint」をXRPレジャー上で開始。最低2000ディルハムから投資可能、2033年に160億ドル市場目指す。
06:30
ビットコイン急落で短期トレーダー苦戦、長期保有者は保有量拡大=アナリスト
ビットコイン11万1000ドル割れで大規模ロング清算発生、1.8億ドル相当が強制決済。一方で長期保有者の実現時価総額280億ドル突破、押し目買いで保有量増加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧