DeFi関連で仮想通貨流出被害
DeFiプロトコルLendfMe/dForceに関連する不正攻撃が確認された。DeFiサイトDefirateの報告によると、計2400万ドルに相当する資金が流出したという。
DeFiのロックアップ資金額の推移を報告するdefipulseでも、被害状況がデータで示されている。
Defirateのレポートによると、昨日と今朝に計2回の攻撃事件が発生。一回目の攻撃は、人気DEXプラットフォームUniswap、二回目はLendfMe上で攻撃が発生した。
流出したのは、ビットコインにペッグするERC777基準の通貨imBTCトークン。裏付けのビットコイン自体は攻撃の影響は確認されていないという。
ブロックチェーン上の分析によると、盗難資金はすでにDeFiプラットフォームCompoundとAaveへ送金されていることが確認されている。
一連の事件の犯人が同一人物/グループの可能性が高いと指摘されており、より具体的な詳細について調査を行なっているという。
なお、polychainのNiraj Pant氏はツイッターで、過去24時間に起きたERC777関連の不正攻撃の状況を受け、今後もこのような攻撃が続く可能性があると指摘。関連サービスを展開する事業者は、経済監査とセキュリティ監査により慎重な対応が必要になると説明した。