CoinPostで今最も読まれています

コロナで変わる商品購入 「直接販売」手がけるEC支援企業の株価が過去最高値【仮想通貨決済】

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コロナで変わる商品購入

コロナウイルスの感染拡大を受け、ショッピングサイトの運営に仮想通貨決済システムを取り入れるShopifyを経由した利用者数が急拡大している。

NY証券取引所に上場する株価は、過去最高値を更新。世界的な株安の影響を受けた株価も、その後のトラフィックの拡大を受け急回復した。

Googleファイナンスのデータによると、コロナ危機の記録的株安で一時322.29ドルの安値をつけたのち急反発。4月17日の590ドルまで、約1ヶ月で83%高となっている。

Shopifyのプラットフォームは、毎日ブラックフライデーレベルのトラフィックを処理している。

ShopifyはECサイト開発・運営を助けるプラットフォームとして、175か国100万ショップ以上に導入されるまで成長を遂げたカナダの企業。アマゾンキラーとも呼ばれ、EC市場が変革する中で、注目される企業の1社だ。

これまで、ECサイトの開設には、専門知識やエンジニアの雇用、サーバーの設置などが必要となったが、Shopifyは個人や企業が簡単に販売サイトを立ち上げることができるモデルをサブスクリプション形式で提供している。

Shopifyは、プラットフォームの運営ではなく、裏方の支援という形でEC運営を支援。コロナ危機で実店舗の営業が立ち行かなくなる中で、新たな販売の道を模索する事業者の需要も拡大した。

販売時の決済手段も多様で、クレジットカードやApple Pay、PayPal、携帯キャリア決済のほか、仮想通貨にも対応する。

仮想通貨決済では、Bitpayと連携しており、ビットコインやビットコインキャッシュの決済を可能にする。Sopifyを経由してECサイトを立ち上げた事業者が、決済手段として導入することができる。

ECサイトの変化

大手ECサイトを経由した販売方法が主流となっていた中で、ECプラットフォーム離れも加速しているという。

主な理由は、商品ブランドと価格競争だ。

商品や情報が多様化する中で、購入者はブランドを意識せず、価格や口コミを優先とした購入手段を取る傾向が強いという。結果として、大手ECサイトで購入した印象は持つものの、商品ブランドの認識に結びつきづらい状況に繋がっている。

インターネット社会の中で、個人のブランディングも重要視される中で、オンラインの商品販売にも、製造者が消費者へ直接的に商品を販売する「D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」の新たな波が来ている。

第三者プラットフォームを挟まない商品販売の形は、手数料を省くことや、価格競争に晒されない状況を作るだけでなく、消費者との繋がりが新たに作られる。購入者の情報が取得できる状況から、マーケティング戦略への応用面もこれまでとは大きな変化を齎しているという。

新型コロナウイルスの蔓延に伴い、商品の販売と購入のあり方も変わりつつある。消費者と販売者が直接繋がる事業が展開される中で、お金のあり方にも変化が見られるか。仮想通貨の利用にも注目したい事例となりそうだ。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/07 木曜日
12:27
ビットコイン、時価総額で世界9位に 
暗号資産(仮想通貨)ビットコインが時価総額8,500億ドルを超え世界第9位に。ウォーレン・バフェット率いるバークシャーを上回り、エヌビディアを追う勢い。首位の金(ゴールド)市場の1/16ほどの規模となった。
12:00
カシオからNFT「VIRTUAL G-SHOCK」限定販売
カシオ計算機が「VIRTUAL G-SHOCK NFT」のセールを行う。耐衝撃性を誇るG-SHOCKの未来モデルをバーチャルに再現。限定2000個のユニークなデザインが0.1ETHで登場。ユーザー参加型のオンラインコミュニティが生んだ、先進的なデジタルコレクション。
10:30
米地裁、バイナンスCZ前CEOの有罪答弁を受理
米国地方裁判所の判事は、仮想通貨取引所バイナンスの前CEOであるCZ氏の有罪答弁を受領した。今後、量刑が行われることになる。
10:02
JPモルガンのダイモンCEO「私が米政府にいれば仮想通貨を禁止する」
JPモルガンのCEOは、米公聴会で仮想通貨を強く批判した。ビットコインなどの仮想通貨に強く反対しているとし、もし自身が政府にいれば、仮想通貨を禁止すると主張している。
07:35
Bitcoin Core、最新バージョンをリリース
仮想通貨ビットコインのソフトウェアBitcoin Coreは、最新バージョンv26.0がリリースされた。一方で、OrdinalsやBRC-20トークンの発行ができなくなる可能性が浮上している。
07:20
仮想通貨Worldcoin、分散化目標と助成金プログラムを初公開
OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏が他のメンバーとともに立ち上げたAI・仮想通貨プロジェクトWorldcoinは、初の助成金プログラムを公開した。開発者の参入を促す狙いだ。
06:30
アマゾン、プライムゲーミングでGods Unchainedのカード配布実施へ
米アマゾンはAmazon Prime Gamingを通じてWeb3カードゲーム「Gods Unchained」と提携し、ゲーム内カードを無料で入手できるキャンペーンを開始した。
06:02
コインベース、Jitoのガバナンストークン「JTO」新規上場予定
エアドロ前に上場発表 仮想通貨取引所コインベースは、ソラナ(SOL)の大手ステーキングプールJitoのガバナンストークン「JTO」の新規上場予定を発表した。JTOはまだ流通して…
12/06 水曜日
16:05
米コインベース関連団体、大統領候補による仮想通貨討論会を開催
米コインベースが立ち上げた仮想通貨の権利擁護団体「Stand with Crypto Alliance」は、米大統領候補による仮想通貨をテーマとした公開討論会を開催すると発表した。
15:59
オプション市場で5万ドルが意識されるビットコイン相場をプロが解説|寄稿:仮想NISHI
1BTC=45000ドルまで上昇した暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)相場とデリバティブの指標について、暗号資産取引所SBI VCトレードのクリプトアナリスト「仮想NISHI」氏が解説。
13:30
ふるさと納税のNFT採用進む、記念SBTで地域振興図る
日本各地の自治体がふるさと納税の返礼品としてNFTを導入する新しい動向を紹介。JPYC商品券の活用や、海陽町、高松市、岸和田市の先進的な取り組みを探り、デジタル技術を駆使した地域活性化の可能性を探る。
12:23
ビットコイン45000ドルまで大幅続伸、「ビットコインETF」巡るSECの動きに高い関心
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが45000ドルまで急騰した。ブラックロックや米SEC(証券取引委員会)を巡る動きを受け、ビットコイン現物ETFの承認思惑が加速している。
12:00
ビットコインマイニング企業Riot、マイニングマシンを6万台以上発注
米上場仮想通貨マイニング企業Riotは、MicroBTに6万台以上の最新ビットコインマイニングマシンを発注した。これまで最大規模の注文となる。
10:50
自民党主導の「デジタル先端金融議連」、ビットフライヤー等も参加
自民党がデジタル先端金融議員連盟を発足。暗号資産(仮想通貨)交換業者のビットフライヤー、コインチェックが参加。金融DX推進、Web3技術活用で現行制度の課題克服を目指す。グローバルな金融革新の状況を解説
10:30
新作Web3ゲーム「Apeiron」、Sky MavisのRoninチェーンに登場へ
アクシーインフィニティの開発スタジオSky Mavisはゲーム開発企業Fooni Magusとの提携を発表。新ゲーム「Apeiron」をRoninチェーンで展開する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2023/12/08 12:00 ~ 13:00
その他 オンライン
2023/12/12 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧