企業の追加支援策検討へ
日銀が27日に開催する金融政策決定会合で、新型コロナウイルスの感染拡大によって深刻な影響を受ける企業に対し、追加の資金繰り支援策を検討することが分かった。
企業が資金調達のために発行するコマーシャルペーパー(CP)や社債を買い取る措置について、購入枠を拡大すること等を検討。企業がもっと資金を調達しやすくなるように議論するとみられる。
今回日銀は出席する政策委員や日銀幹部らの感染リスクを考慮し、28日までの2日間開催する予定だった日程を1日に短縮。予定を前倒しした上に日程を短縮した3月の会合に続き、異例の対応を行う。
緊急事態宣言の範囲が全国に拡大し、営業自粛や工場の操業停止に追い込まれる企業が急増している。前回導入した金融機関に積極的な融資を促す資金供給の強化が必要かも含め、さらなる支援策を検討する。