ストレージを無償で提供
分散型クラウドストレージのStorjは新型コロナウイルス(COVID-19)に関する研究などを行う人を対象にストレージの無償提供を発表した。
Storjはブログで、COVID-19の最前線にいる人が、クラウドストレージや解約コスト、データセキュリティなどで悩むことがあってはならないと、今回の無償提供に関して説明した。
分散型のクラウドストレージサービスを提供するStorjは、ブロックチェーンの特徴を生かし、コストやセキュリティ、ゼロダウンタイムの確保といった点で既存のクラウドストレージサービスより優れたサービスを提供している。
ストレージを利用するだけでなく、ユーザーは使っていない記憶装置があれば、その容量をネットワークに提供し報酬を得ることができる仕組みがある。
ブロックチェーンで対処
新型コロナウイルスの感染拡大は仮想通貨業界にも大きな影響を及ぼしている。イーサリアム関連の開発を行うConsenSysは感染拡大を受け、従業員90人の解雇を行ったことが明らかになっている。
一方で、今回のニュースのようにブロックチェーンを活かし、新型コロナへ対処しようと試みる動きも世界各地で起きている。政治プラットフォームのPoliPoliは新型コロナウイルスの特設サイトを設置、新型コロナに対する政治家の政策が分かりやすく掲載されている。
また、イタリア赤十字社では、新型コロナウイルス対策のため、仮想通貨(暗号資産)で寄付を募った。ほかにもリップル社や、仮想通貨Stellarのステラ財団などが、寄付や、寄付行為の促進にむけ行動している。
世界全体が危機的状況にある今こそ、新しい技術を活用していくことが求められている。
参考:Storj