XRP・XLMが単独上げ
仮想通貨XRPが28日、一時22.5円の前日比6%高を記録した。
ビットコインを始め、多くのアルトコインが変動しない中での単独上げとなった。
21時時点で、価格高騰に結びつくファンダメンタルズ要因は確認されていないが、XRP関連で国内外で注目されている事例を以下に紹介する。
関連材料4選
ステラ(XLM)の高騰に連れ高
XRPの高騰で最も影響したと見られているのが、ステラ(XLM)の高騰だ。
ステラ(XLM)も28日に先行して高騰した銘柄、日本時間早朝に6.6円から7.5円まで15%高を記録した。
同銘柄は、Stellar Core v13.0.0rc3がテスト版がリリースするなど技術的な重要アップデートに展望が見えたほか、ステラネットワークの処理回数が1億回に達したことを市場が好感した。
This event has passed largely unnoticed, but I think we should really celebrate this. #Stellar mainnet processed 𝟏 𝐛𝐢𝐥𝐥𝐢𝐨𝐧 operations (1,015,345,121 at the time of writing) since its launch in Sep 2015.
— OrbitLens📡 (@orbitlens) April 21, 2020
🎆🎉🍾@StellarOrg $xlm
一方、XRPマーケットがXLMの価格高騰に連れ高した理由は、過去の相関性がある。
バイナンスリサーチが計測した銘柄ごとの相関係数では、XRPと最も相関性が高い仮想通貨がXLMになる。相関係数は、0.96と極めて高い数値で、相互に市場が意識しあう関係性にあることがデータから読み取れる。
SBIホールディングス、株主優待でXRP進呈
SBIホールディングス株式会社は28日、未定としていた株主優待の贈呈方法や贈呈時期等の詳細を確定。株主優待に新たに盛り込んだ仮想通貨XRPの具体的な枚数や受け取り方法をクーポンコード券としたことを発表した。
多国籍企業をリップルネットワークに
SBIホールディングス株式会社の決算説明会で北尾社長は、リップルネットワークを導入する企業は、従来の金融企業に留まらず、多国企業も入れることで、実用化への後押しになるとの見解を示した。
次回のリップル社の役員会で、代理人を通じて、多国籍企業との提携をすすめるよう提案することを明かした。
また、XRPの実用化について、ソリティアなどのゲーム内通貨としての利用を検討するよう交渉する計画があるとした。
三井住友FG・SBI、提携発表
海外で最も話題になっていたのが、三井住友FG・SBIとの提携発表だ。
三井住友フィナンシャルグループとSBIホールディングスは28日、スマートフォン向け金融サービスなどデジタル分野を軸に包括提携すると正式発表している。
三井住友がSBI傘下のスマホ専業証券に出資するほか、SBIが設けるデジタル分野の企業に投資する1000億円規模の新ファンドにも出資。異業種からの金融業参入が相次ぐなか、メガバンクとネット証券最大手が組んで対抗軸をつくる予定だ。
直接的な関係性はないが、SBIとリップル社との関係性から、SBI関連のニュースに期待する見方は国外でも広く見られている。