イーサリアムは過去1年で+30%
イーサリアムは、今年に入り好調なパフォーマンスを出している仮想通貨(暗号資産)の一つだ。
3月の中頃には、2018年以来となる100ドル以下の価格帯まで一時急落したものの、その後は一貫して上昇を遂げ、現在200ドル前後で取引されている。
そういった背景があり、過去1年間において、イーサリアムの+30%というパフォーマンスを上回ったERC20トークンは少数派になった。ERC20トークンはイーサリアムのブロックチェーンで稼働しているトークンで、ERC20は統一規格を表している。
アナリストのCeteris Paribusがシェアしたデータによると、過去1年でイーサリアムをパフォーマンスで上回ったERC20トークンは30通貨に留まり、その中には、日本でも比較的知名度の高いCMC時価総額上位のChainlinkなどが名を連ねている。
$ETH vs ERC 20's: 1 Year Returns
— Ceteris Paribus (@ceterispar1bus) May 3, 2020
– 30 outperformed $ETH's 30%
– 43 returned between 0 and -50%
– 107 returned between -50% and -100% pic.twitter.com/wuZqPklwZl
分析対象のうち、その他150種のERC20トークンは、いずれもイーサリアムのパフォーマンスを大きく下回る結果となっている。特に-50%から-100%の間には107トークンが位置している。
因みに、特に上昇率が高かったのは仮想通貨SNX(Synthetix Network Tokenで、こちらも965%のパフォーマンスをたたき出している。
また、3番目に高パフォーマンスだった仮想通貨LINKは659%となっており、2017年のバブルを彷彿とさせるような値動きを示す仮想通貨も、今なお一部で存在している。