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Cash App、ビットコイン売上高が大幅増 法定通貨関連サービスを上回る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Cash Appでビットコイン販売額が躍進

Square社の送金アプリCash Appで、ビットコインの販売額が躍進していることが分かった。

Square社はツイッター創設者でもあるJack Dorsey氏が率いており、2020年第1四半期の決算を報告した。

報告によると、ビットコインの取引量は前四半期比で72%、前年比で367%も増加。2020年第1四半期のビットコインの販売売り上げは3億600万ドルに達した。この数字は、CashAppによる売り上げ比率で、他の法定通貨関連サービスをビットコインが上回ったことを意味するという。

一方の粗利もビットコイン販売で、前期比でほぼ2倍水準(前期比367%増)で過去最高水準に達したものの、法定通貨関連サービスと比較して利益率は低いデータとなっているようだ。

Cash App成長の秘密は?

BTCの利用が伸びた背景には何があったのだろうか。

大規模金融緩和によりビットコインがより注目されていることもあるが、一つは、同社がユーザーの利便性向上に努力してきたことが挙げられるだろう。

昨年度の成長について、Jack Dorsey氏は9月にユーザーインターフェースを再設計したことも理由だと明かしている。再設計後、初めてビットコインを購入した人の数は、約2倍になった。Cash Appの顧客は30歳以下の若い世代が多く、仮想通貨という新しい価値の尺度に対しても抵抗感がない人々の割合が高い可能性もある。

さらに昨年度末には同社は「自動投資」や「BTCギフト」などの新機能を追加するための人材を募集しており、ユーザーを仮想通貨利用へと引き込む工夫の開発に余念がない。

今期の報告でも、Jack Dorsey氏は、直接預金を容易にすることで大幅な成長を遂げたと述べている。直接預金のユーザーは、ピアツーピア決済やビットコイン購入などのサービス多く使用する傾向があったという。さらに、TwitchやSpotifyなどの企業と協力して、ファンがクリエイティブ産業を直接サポートできるようにした。Cash Appはユーザーにとって魅力的な機能を次々にリリースすることに成功している。

新型コロナ危機も追い風に

また、新型コロナ危機もCash Appにとっては追い風になりそうだ。

Square社は、PayPalなどと並んで米国政府の実施する緊急給与保護プログラムにも参加している。企業従業員が少なくとも2か月間給与を維持できるローンを提供するプログラムだ。 

また、米国政府が支給する、新型コロナに関する景気刺激給付金をCash Appで受け取ることも可能。銀行口座を持たない人々でもCash Appのアカウントさえあれば、給付金をよりスムーズに受け取ることができる。

Cash Appは、COVID-19状況下で、公共の利益に貢献しつつ、業績を上げることもできるという理想的な立場にありそうだ。

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