イーサリアムネット管理ツールの導入が容易に マイクロソフトAzureで

Azureマーケットプレイスで、PegaSysを入手可能に

イーサリアムの開発関連企業ConsenSysの発表によると、マイクロソフトのAzureマーケットプレイスで、企業向けイーサリアムネットワーク管理ツール「PegaSysイーサリアムスイート」を入手できるようになった。

Azure(アジュール)マーケットプレイスとは、マイクロソフト社が提供している企業向けプラットフォームで、ITやクラウドの開発者がその対象。利用者は、独自で開発したアプリやソフトウェアのライセンス、コンサルティングサービスなどをマーケットプレイスに掲載し、販売することができる。

今回Azureマーケットプレイスで利用可能になるのは、ConsenSysが提供するPegaSysイーサリアムスイートで、これにはHyperledger Besu、PegaSys Plus、PegaSys Orchestrateが含まれる。

また、マイクロソフトのブロックチェーン開発キットは、Hyperledger Besuに直接対応するという。

PegaSysイーサリアムスイートとは

PegaSysイーサリアムスイートを使って、開発者はエクスプローラー、モニタリング、ダッシュボードを備えたマルチノードネットワークを展開し、本格的なエンタープライズ向けイーサリアムネットワークの管理ができるという。

Hyperledger Besuは、Javaで記述されたオープンソースのイーサリアムクライアント。PegaSys Plusは、追加機能とサポートを提供するHyperledger Besuの商用サブスクリプションにあたる。

またPegaSys Orchestrateは、トランザクション、スマートコントラクト、秘密キーなどを管理する機能を提供する、イーサリアム取引のオーケストレーションシステムである。オーケストレーションシステムとは、一般的に関連するアプリケーションやデータを調整し、手動コーディングにかかる労力を削減するものだ。

こうした機能を含むPegaSysイーサリアムスイートは、企業向けシステム開発者によってすでに13万回以上ダウンロードされている。

ConsenSysによると、PegaSysイーサリアムスイートは、企業が使う上で大切な要件であるプライバシー、承認、セキュリティ機能も備えている。

日立がPegaSys Plusを販売開始

日本企業では、株式会社日立ソリューションズが、ConsenSysと販売代理店契約を締結、4月1日からPegaSys Plusを販売開始した。販売代理店となるのは国内初である。

日立ソリューションズは数あるブロックチェーンの中から、すでに国際的に実績のあるイーサリアムを選択、またセキュリティや信頼性、使いやすさを兼ね備えている点でPegaSys Plusを評価している。

契約にあたってConsenSysのCEO Joseph Lubin氏は「日本は今後数年間で、世界で最も急速に成長するブロックチェーン市場の1つになる可能性があり、日立ソリューションズとその成長を促進させていきたい」と表明した。

参考:consensys


画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します