はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米大手法律事務所に仮想通貨の身代金要求、トランプ大統領やレディーガガの個人情報を暴露と脅迫

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米著名人の個人情報漏洩とクリプト身代金

新型コロナウイルスによる緊急事態を各国が宣言する中、ハッキングは相変わらず跋扈している。

多くのセレブリティを顧客に抱えるニューヨークの弁護士事務所をハッカーグループが攻撃、仮想通貨による身代金を支払わない場合はそれらの個人データを暴露すると脅している。BBCやVarietyが報じた。

ハッカーが言及した人物のリストにはレディーガガ、ニッキー・ミナージュ、マドンナなど数多くの名前のほか、トランプ米大統領も挙がっている。

グループが要求する身代金は4200万ドル。ハッカーは事務所の契約書、電子メールのやり取り、その他有名人の個人データを計756ギガバイト入手済で、身代金が支払われない場合はそのデータを少しずつダークウェブで公開すると主張している。

最初は芸能人のデータだけを盗んだとしていたが、後になってからトランプの情報を暴露するという脅迫も追加した。トランプ大統領についての情報を暴けば、再選を果たすことは出来なくなる、と脅している。

ハッキング被害を受けたのは、芸能界を専門とする大手弁護士事務所Grubman Shire Meiselas&Sacks。しかし同事務所はトランプ大統領について現在まで案件を担当したことはないという。

11月3日の次期米大統領選まで残り半年を切っており、トランプの件については、タイミングを利用した「はったり」であるのか、あるいは大統領の情報を何らかの形で入手しているのかは不明だ。

ハッカーは、同弁護士事務所から、身代金の一部として36.5万ドルを受け取ったと主張しているが、事務所はこれを否定。FBIから、テロリストとの交渉や身代金支払いは連邦刑法違反だと通達されたと声明を出した。ハッカーグループと交渉せず、FBIが捜査にあたっているという。

ハッカーグループはREvil(Sodinokibiの別名あり)と呼ばれる集団で、以前には英国に拠点を置く外貨両替大手トラベレックスを攻撃し、230万ドル(約2億5000万円)相当のビットコインを脅し取った前歴を持つ。

WHOへのハッキング攻撃も増加

パンデミック状況下でも、ハッカーの犯行は衰えていないようだ。3月はWHO(世界保健機関)が標的となったことが判明した。

3月中旬よりフィッシングや、WHOスタッフのパスワードを盗もうとする試みが見られ、韓国でもWHO従業員の使うコンピューターが攻撃された。

WHO関係者によると、最近同機関に対するサイバー攻撃の数は2倍以上になったという。これに対応して、WHOはセキュリティチームの規模を倍増させ、5つのセキュリティ企業と協力してセキュリティを強化中である。

参考:BBC

参考:musicbusinessworldwide

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
17:42
FRBが3年半にわたる量的引き締め(QT)終了、仮想通貨市場に流動性改善の可能性
米FRBが12月1日、3年半にわたる量的引き締め(QT)を終了した。約2.4兆ドル規模の資産縮小後、仮想通貨市場への流動性改善が期待される。2019年QT終了時はビットコインが短期下落後に上昇した経緯があるが、専門家は政策効果の遅延やインフレ動向など不確実性に慎重な見方も示している。
16:04
走行映像でGARコインを還元 ドラレコアプリ「セトラス」が地方創生DXモデルを始動
セトラスが市民のドラレコ映像を行政業務に活用し、専用暗号通貨「GARコイン」で報酬を還元する地方創生モデルを発表。実証実験に参加する自治体を3枠限定で募集している。
13:55
コインベースへの情報開示請求が過去最多の1.2万件、欧米で協力要請急増 実態判明
コインベースが2025年透明性レポートを公開し、60カ国以上から12,716件の情報開示請求を受領し、前年比19%増加となったと報告した。米国の件数がトップだが、米国外からの請求は53%を占め前年比2%増加した。
13:15
米FDIC、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」運用規則案を12月下旬に公表予定
米FDIC代行議長がステーブルコイン規制「ジーニアス法」の運用規則案を今月に公表する予定だと表明。トークン化預金や仮想通貨業界のデバンキング問題についても対処を説明した。
12:29
カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ
米予測市場カルシがソラナ上で予測市場契約のトークン化を開始。オンチェーン取引により匿名性が向上し、開発者のサードパーティ構築も可能に。評価額110億ドル、約3500市場を運営する同社は仮想通貨ユーザーの流動性獲得を目指す。
11:00
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏、利益相反報道を否定
米トランプ政権のAI・仮想通貨特命官デビッド・サックス氏がNYタイムズの利益相反報道を否定した。名誉毀損専門の法律事務所に対応を依頼し、倫理規定遵守を主張している。
10:40
ゴールドマンがイノベーター買収、ビットコイン連動ETFも取得で仮想通貨事業拡大
ゴールドマン・サックスがETF大手イノベーターを20億ドルで買収すると発表した。買収にはビットコイン連動ファンドQBFも含まれ、ゴールドマンの仮想通貨関連商品ラインアップが拡大。
10:14
リップル、シンガポールでライセンス範囲拡大 XRPとRLUSDによる決済事業を強化
リップルがシンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの拡大承認を取得。XRPとRLUSDを活用した決済サービスを強化。アジア太平洋地域のオンチェーン活動は前年比70%増で、同地域での事業拡大を加速。
10:02
ビットコイン100万円幅急落、yETH流出事故で大規模清算|仮想NISHI
ビットコインは軟調な推移が続いている。1日には一時8万5,000ドルを割り込み、日本円ベースでも24時間比で100万円超の下落となった。背景には、イーサリアムが「フサカ・アップデート」を目前に控えロングポジションが積み上がる一方、Yearn FinanceでyETHの流出事故が発生し、ロングポジションの清算が連鎖したことがある。
09:20
リミックスポイント、12億円規模のWeb3関連事業投資を中止へ
リミックスポイントは、事前に予定していた12億円規模のWeb3関連事業投資の中止を決定。仮想通貨ビットコイン購入以外の調達資金使途を変更した。
08:40
ハッキング被害から3.7億円相当回収、ヤーン・ファイナンス
ヤーン・ファイナンスがyETH関連のハッキングで盗まれた資産のうち約240万ドル相当を回収した。回収作業は継続中で被害者への返還を予定している。
07:35
mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示
ストラテジー社のフォンレCEOがビットコイン売却の具体的条件を初めて明言した。株価が保有資産を下回り資金調達が不可能になれば売却も選択肢の1つとなる。
07:05
ストラテジー、約2240億円の米ドル準備金を確保
ストラテジー社は、優先株の配当と負債の利子の支払いのために約2,240億円の米ドル準備金を確保したことを発表。目的を説明し、仮想通貨ビットコインの買い増しも報告した。
07:00
チェーンリンク初のETF、NY証券取引所に上場予定
仮想通貨チェーンリンク(LINK)に投資する上場投資信託(ETF)が12月3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始予定。NYSEアーカがグレースケール・チェーンリンク・トラストETFの上場を認証した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧