はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム基盤の3Dアバターが仮想空間で発売 二次流通でもクリエイターに還元

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムで真贋証明する3Dアバター

東京都を拠点とする株式会社BeyondConceptが、仮想空間でブロックチェーン証明付きアバターの販売を開始することが分かった。カスタム版イーサリアムERC721トークンを使用、クリエイターの権利保護機能も搭載だという。

3Dアバターは「仮想商店街Conata」というバーチャルECサイトで発売、バーチャルクリエイターでVtuberとして活動している「希来里パイ」が自らアバターをデザインしており、自身のSNSアカウントで発売を発表した。

バーチャルECサイト「仮想商店街Conata」ではイーサリアムでNFTアイテムを購入し、購入したアイテムを展示することもできる。また、ブロックチェーンを利用することで、グッズが勝手にデータを複製したものではなく本物であることを証明することが可能だ。

クリエイターに収益還元

最も特徴となるのは、Conataが独自開発したイーサリアム用トークン「クリエイターロイヤリティトークン」である。

従来はクリエイターが絵や動画など制作した作品を販売しても、利益を得られるのは最初の販売の際のみだった。つまり、その後の転売でさらに高額販売されても、その利益は回収できないことになる。

クリエイターロイヤリティトークンを使うことで、作品が二次的に販売される際の売却利益の何割かを作品を生み出したクリエイターに自動還元することができる。

Conataを開発するエンジニアのmekezzo(メケゾー)によると、こうしてクリエイターの権利を保護することで、より多くのユーザーがバーチャルグッズ生産に携わるようになりバーチャル経済圏が盛り上がっていくことが期待できるという。

他のアプリとも相互連携の可能性

さらに、mekezzoは他のブロックチェーンアプリと相互連携していく可能性についても注目、情報発信プラットフォームのNote上で次のように語っている。

アプリケーションの垣根を越えてデータを所有することができるのです。

現実で服をユニクロで買ったらそれをどこにでも着ていけるようにアバターを一つの販売所で買えばどこでも着ていける権利を購入でき、異なるデバイスやプラットフォーム上で同じものを再び買ったりしなくていいのです。

Conataで購入したバーチャルグッズは他のブロックチェーンを利用したアプリケーションでも使用することができる予定だとしており、ゲームの垣根を超えて、アイテムを持ち運んだり売買したりすることをブロックチェーン技術は可能とする。

バーチャル経済は急速に発展中

バーチャルエコノミーは近年発展を進めている。

仮想経済を研究する企業、L’Atelier BNP Paribasによると、ビデオゲームや「Somnium Space」、「Decentraland」等の仮想世界からなるバーチャル経済の市場は急速に成長している。仮想通貨を介することにより、バーチャル世界でグッズ販売等により得た収益を法定通貨に交換、現実の収入を手にすることも可能だ。

5月30日に米国で9年ぶりの有人宇宙船Crew Dragon(スペースX製)を打ち上げられた際には、仮想世界ゲーム「Decentraland」内でも、同時にその打ち上げイベントが行われた。

「Decentraland」もイーサリアムを採用、ERC20トークンによる独自の仮想通貨MANAで仮想の土地を購入し、様々な施設を立て、サービスを展開して収益を上げることも可能だ。

参考:PR Times

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
14:00
ステーブルコインとは|市場規模・取引量・主要銘柄と規制の行方
ステーブルコインとは、価格が安定するよう設計されたデジタル通貨。本記事では仕組み・種類(USDT/USDC/JPYC等)・市場規模・リスク・将来性・国内での買い方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
13:50
フィリピン当局、未登録取引所への取り締まり強化 コインベースなどアクセス遮断
フィリピン規制当局が無登録の海外仮想通貨取引所50社へのインターネットアクセス遮断を命じた。コインベースやジェミニも対象になっている。
13:20
ST市場効率化目指す、SBI新生銀行ら6社が新たな決済実証を開始 預金のトークン化で
SBI証券、大和証券、SBI新生銀行ら6社がトークン化預金DCJPYを利用したセキュリティトークンのDVP決済の実証に関する協業を開始した。
13:00
イオレ、仮想通貨レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約開始
東証グロース上場のイオレが暗号資産レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約を開始。年利8%〜、約1万円から利用可能。2026年1月下旬の正式リリースを予定し、事前登録者には4月まで13%の特別料率を適用する。
12:50
クシム、社名を「HODL 1」に変更 Web3・仮想通貨トレジャリー事業へ転換
東証スタンダード市場上場のクシムが社名を「HODL 1」に変更すると発表した。Web3・仮想通貨トレジャリー事業を中核とする企業へ転換。
12:25
国内衣料上場企業ANAP、15億円で109BTC追加購入
衣料品販売のANAPホールディングスが15億円で仮想通貨ビットコインを追加購入し、総保有量が1346BTCに達したと発表した。
11:37
中国環境省、環境管理にブロックチェーンなど先端技術を導入
中国生態環境部が12月25日、ブロックチェーン、AI、ビッグデータを環境管理に統合する方針を発表。全国炭素排出権取引市場ではデータ改ざん防止に既に活用。中国は仮想通貨を規制する一方、ブロックチェーン技術応用は国家レベルで積極推進。
10:36
パンテラ専門家の2026年仮想通貨12大予測 DAT企業統合や量子パニックなど
パンテラ・キャピタルのジェイ・ユー氏が2026年の仮想通貨業界12大予測を発表。AI技術の浸透、DAT企業の統合、トークン化ゴールドのRWA主役化、ステーブルコイン決済の拡大、量子コンピューターによるBTC懸念など、注目のトレンドを解説。
10:02
2025年仮想通貨デリバティブ市場レポート、取引高1300兆円突破=コイングラス
コイングラスが2025年の仮想通貨デリバティブ市場に関するレポートを公開。ETFやDAT企業などへの機関投資家による投資が加速したと分析している。
08:54
ビットコインの買い方をやさしく解説|初心者の不安を解消【図解】
ビットコインは500円から購入可能。スマホと本人確認書類があれば最短当日から取引開始できます。口座開設の手順、おすすめ取引所の比較、初心者が押さえるべき投資の心構えまで図解でわかりやすく解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧