はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビル・ゲイツの仮想通貨への批判的発言が大きな反響を呼ぶ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビル・ゲイツ氏が仮想通貨を批判
世界第2位の富豪であるビル・ゲイツ氏が、RedditのAMAで仮想通貨批判を繰り広げたことで、Twitterで様々な反響を呼んでいます。
一貫したスタンス
ゲイツ氏は、以前から仮想通貨の匿名性を非難してきました。投機的ブームに対しても警鐘を鳴らしています。

仮想通貨は本当にナンセンスなのか?

Microsoft創設者にして、長者番付世界第2位の「ビル・ゲイツ」氏は、火曜日のRedditの「Ask Me Anything(私になんでも聞いてくれ)」セッションで、仮想通貨に対する批判を繰り広げました。

彼の発言に対し、一部のソーシャルメディア論評者が怒りを表明しています。

仮想通貨に関する質問に対し、『政府がマネーロンダリングやテロ資金供給を追跡することは、「実に良いこと』だと述べました。

さらに、ゲイツ氏はこう続けます。

「現在の仮想通貨は、(麻酔や鎮痛、疼痛緩和の目的で利用される合成オピオイド)や、ドラッグの購入に使われているため、直接的な死因に繋がるケースが散見されます。私は、ICOや仮想通貨に関する投機的なブームは、非常にリスキーだと考えています。

当然、仮想通貨界は、この発言を看過できません。

Twitterでは、彼の”発言の真意”を推し量るとともに、技術的根拠も含めて批評を開始しました。

ベンチャーキャピタリストの「Anthony Pompliano」氏は、仮想通貨は、厳密には”匿名ではない”と指摘、ゲイツ氏の懸念点は従来の法定通貨にも当てはまると指摘しました。

Pompliano氏は、ゲイツ氏について「テロ資金供給とマネーロンダリングという使い古されたことしか言ってない」と書きました。

ビットコイン開発者「Udi Wertheimer」氏は、「仮想通貨は、法定通貨以上に『直接的な死因』になったことはない」と指摘しています。

「Reddit bitcoin」のサブディレクターである司会者は、より深く言及しており、

仮想通貨の主要な特徴は、(匿名性よりも)不変性とトラストレスなトランザクションをサポートする能力である。

「KYC(本人確認)」とマネーロンダリング対策法は、ユーザーが匿名で仮想通貨を購入、現金引出しすることが難しくなり、違法商品の購入を思いとどまらせている」

と加えました。

ゲイツ氏の発言を一笑に付したユーザーも少なくありません。

Coin Centerのコミュニケーション責任者である「Neeraj Agrawal」氏は、ゲイツ氏が「壊れたノーコイナーに過ぎない」とジョークを飛ばし、@WhalePandaはゲイツ氏のことを「億万長者の老人が”ビットコインで叫んでいる”」とツイートしました。

@DanDarkPillは、ビットコインのユースケースを見つけた上で、ゲイツ氏にバナナを買ったことを伝えました。

全てのユーザーが、厳しい反応を示していたわけではありません。

あるユーザーは、「ゲイツ氏ほどの富豪が”インターネットを使った金儲け”を徹底的に調べるわけがなく、大して気にならない」と指摘しています。

一貫したスタンス

ゲイツ氏は、以前から仮想通貨の「透明性の欠如」について非難していた節があります。

2014年のAMA(私になんでも聞いてくれ)期間中には、ビル&メリンダ・ゲイツ財団がデジタル通貨に力を入れてましたが、「ビットコインのように匿名ではない」と語りました。

当時の彼は、ビットコインに対して現在よりも寛容でした。

ビットコインは物理的に同じ場所にいる必要がないという点で、法廷通貨よりも優れている」

2015年には、ビットコインのような仮想通貨の可能性が大きいと見えていましたが、将来の決済システムになるとまでは考えていませんでした。

Bill Gates’ ‘Nonsense’ Crypto Comments Draw Twitter Ire

Feb. 27, 2018 by AltocoinToday.com

参考記事はこちらから
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/18 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、企業のETH大量購入やアーサー・ヘイズのBTC100万ドル到達予測など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:49
UPCXが2025 Tokyo E-Prixスポンサーに 次世代決済とFanlinkの可能性を解説
UPCXが「2025 Tokyo E-Prix」のスポンサー契約を発表。世界標準決済を目指すブロックチェーンプラットフォーム「UPCX」と、ファン支援サービス「Fanlink」の特徴をCEO中野誠氏が解説した。秒間10万件の処理能力やグローバル展開の展望とは?
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネット株価1340円到達の可能性に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインの専門家アダム・バック氏によるメタプラネットの株価試算、資産運用会社によるイーサリアム価格急騰の要因分析、空売り投資家ジム・チェイノス氏の投資戦略に関するニュースが最も関心を集めた。
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
12:43
史上最高値を試すのは時間の問題か、米中貿易緩和も上値トライ失敗|bitbankアナリスト寄稿
米中関税115%引き下げ合意やインフレ指標下振れもビットコイン上値を抑える展開。アリゾナ州知事の暗号資産準備金法案への拒否権行使も影響。短期筋による損切り送金増加で売りをこなした可能性。史上最高値トライは時間の問題か。bitbank長谷川アナリストが週次相場分析を解説。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。
10:10
トランプ家のWLFI、民主党議員による調査要請を正式拒否
トランプ一族の金融企業WLFIが上院による調査を拒否した。政治的動機と批判し、同社は説明責任や米ドル優位性を指針としていると主張。倫理規定違反の疑惑なども否定している。
09:02
ETH・BTC比率が5年ぶり急騰、アルトシーズンの到来示唆か
イーサリアム/ビットコイン(ETH・BTC)価格比率が過去5年最低水準から38%急反発。ETFによる買い増し、取引所流入減少などの指標から需要増加・売却圧力低下が鮮明に。「極端な過小評価ゾーン」からの回復が示すアルトコインシーズン到来の可能性を分析。
07:50
ビットコインで利回り獲得、Solvがアバランチ基盤の新トークン発表
仮想通貨ビットコインの保有者にRWAの利回り獲得手段を提供するため、Solv Protocolはアバランチ上にSolvBTC.AVAXをローンチ。ローンチの目的や仕組みを説明した。
07:30
10億ドルのビットコイン投資を検討、米上場のシンガポール医療企業
シンガポールの医療企業バーゼル・メディカル・グループが10億ドル規模のビットコイン投資に関する交渉を開始。ストラテジー社に続く大規模企業BTC投資の新事例として注目される中、「革新的な株式交換契約」を通じてアジア医療企業最強の財務体質構築を目指す。
06:45
米裁判所、SECとリップルの和解案を「手続き上不適切」として却下 再申請へ
米連邦地裁がSECとリップルの和解申請を「手続き上不適切」として却下。民事訴訟規則違反が原因で、両者は適切な手続きでの再申請を迫られる状況に。
06:25
イーロン・マスクの『Kekius Maximus』切り替えでミームコインが2倍以上急騰
イーロン・マスク氏がツイッターのプロフィール画像とユーザー名をミームトークン「Kekius Maximus」に変更し、関連トークンが2倍以上急騰。昨年の900%上昇・急落事例に続くマスク氏のSNS活動による仮想通貨市場への影響力を示す展開に。
06:05
サウジ中央銀行、15億円相当のストラテジー株保有でビットコインに間接投資
サウジ中央銀行がセイラーのストラテジー社の株を25656株取得し仮想通貨ビットコインへの間接投資を開始したことが確認された。
05/16 金曜日
17:00
マスクネットワークとは?仮想通貨MASKの買い方・取引所まで徹底解説
Mask NetworkはSNS×Web3をシームレスに接続するSocial-Fiプラットフォーム。本記事では特徴とMASKトークンの買い方を初心者向けに解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧