- アルトコイン上昇銘柄
- 本日上昇したのは、「Influxcoin (INFX)」、「SaluS (SLS)」の2通貨です。
- 仮想通貨市場:今後の動向
- 従来通りであれば、2017年の相場同様、中・長期下降トレンドの後に時間をかけて最高値更新という流れが多いですが、このような推移は見れるのでしょうか。今回は、この相場の中で特に上昇を見せた2通貨を、簡単な考察を交えて紹介いたします。加えて、注目のマイナーコインを1つ紹介させていただきます。
本日の注目通貨と相場
本日価格を伸ばした注目通貨を紹介します。
Influxcoin (INFX)
3月1日に約27.8円から最大で約200円まで上昇し約619%増(最大値)となりました。
上昇理由
PoW+PoSのハイブリッドで、プレマインなしのX11アルゴリズムベースの通貨で、CPU/GPU、X11 ASICによるマイニングがサポートされていています。
INFXの成長と発展の目的は、ChainWorks Industries(CWI)をブロックチェーン業界全体で使用するために開発されたサービスのサポートと統合のバックボーンとして活用し、Influxが市場に投入されたコアプロジェクトの1つです。
上昇した明確な理由は見られなかったのですが、以前から3月2日に「Bittrexから上場廃止(購入可能な他取引所はある)」になるというアナウンスがあり、廃止を明日に控えていることで、Bittrexでの買いが集まった可能性があります。
PoS通貨一覧の中に掲載がありますので、PoSを試されたい方は参考にしてください。
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SaluS (SLS)
3月1日、約3243円から最大で約8,686円まで上昇し、約168%増(最大値)となりました。
上昇理由
Reddit上などを確認しても、明確な上昇理由は確認出来ませんでした。
SLS公式サイトマイナーコインの紹介
本日は、最近注目を集めているマイナー通貨を一つご紹介したいと思います。
Skycoin (SKY)
- アルゴリズム:Skycoin Consensus Algorithm
- 発行上限枚数:100,000,000 SKY
- 取扱取引所:C2CX、Cryptopia、Iquant
- 公式サイト
- 公式Twitter
Skycoinは、ビットコインやイーサリアムのような仮想通貨ではどのように設計、実装されても解決できない問題などを解決するために分類されたブロックチェーン3.0で、2012年からSkycoinソフトウェアの開発を進めてきた老舗プロジェクトです。
- ブロックチェーン1.0とは
→簡単にビットコインのように、お金をブロックチェーンに適用し、通貨として機能させ非中央集権化を目指すもの
- ブロックチェーン2.0とは
→イーサリアムのように、お金以外の金融分野への利用などの1.0をサポートする機能(スマートコントラクトやDAO)で、市場の非中央集権化を目指すもの
- ブロックチェーン3.0とは
→目指すのは金融以外の分野の非中央集権化で、行政や、健康、科学、カルチャーなどを目指すもの
特徴
ビットコインを初めとする仮想通貨は主要アルゴリズムは、PoW、PoSやPoIなど中央集権型に寄ってしまっている部分がありますが、Skycoinはこの問題を解決するため独自の合意形成アルゴリズムObelisk(オベリスク)の導入によってマイニングをなくし、手数料の高騰と、送金速度の低下を防ごうとしています。
Skycoinは、中国政府のようなインターネットの監視下から逃れるために、ブロックチェーン技術を用いてSkywireという新しいインターネットを作ろうとするプロジェクトです。
Skywireはブロックチェーン技術を使用して、インターネット自体をプロパイダーが一切介在しない、分散自立型ネットワークにしたものであり、私たちが日々利用している既存のインターネットとは異なり、介在者が存在しないために速く、プライベートで安全です。
2018年から取引所でいうDEXなどの非中央集権取引所が主要になっていき、Skywireのような規制されない完全自立のネットワーク技術が注目を浴びていくと思われます。
現在では、マイナー取引所のみに上場しているため流動性が低いですが、今後他の主要通貨との同等の流動性が高くなり、さらにその状態でも低コスト、かつ高い送金速度を実証することができれば、普及する可能性が非常に高いのではと考えられます。
今後の各主要通貨のスケジュール表を参考にご覧ください。
情報が入り次第、随時更新してまいります。
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