PoS銘柄の人気が上昇
ソーシャルトレーディングプラットフォーム「eToro」は6月度のレポートで、コンセンサスアルゴリズムに「Proof of Stake(PoS)」を採用している仮想通貨(暗号資産)の人気が高まっていることを報告した。
eToroは同社のプラットフォームで取引を行うグローバルな顧客が投資を行っている仮想通貨のランキングを発表。PoSを採用するカルダノ(ADA)、テゾス(XTZ)、トロン(TRX)といった銘柄が5月から順位を上げた。ステーキング報酬やマーケット流通量、スケーラビリティなどに対する期待の高まりもその背景にある。
eToroの市場アナリストSimon Petersは、アルトコインの中でPoSを採用する銘柄は価格のパフォーマンスも良いと説明。例えばADAの価格は今年初め0.0332ドル(約3.6円)だったのが、9日時点で0.13ドル(約13.7円)まで3倍強の上昇を記録している。
ADAは大型アップグレード「Shelley」のハードフォークを今月29日に控え、ステーキングを8月中旬から開始する予定がある。
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また、上記ランキング2位のイーサリアム(ETH)がPoSへの移行を含むアップグレードを控えており、現在の傾向は強まるとeToroは予想している。
参考資料 : Decrypt