15日夕の米株式市場の時間外取引で米ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)ツイッターの株価が下落している。通常取引を35.67ドルで終えた後、一時終値を約4%下回る34.08ドルまで売られた。
米国時間15日夕に、ツイッターの著名アカウントがハッカーの攻撃対象となり、乗っ取られる問題が発生。被害は、アップル(Apple)やイーロン・マスク(Elon Musk)氏、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏、ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏のアカウントにも広がり、仮想通貨ビットコイン(BTC)の送金を促す詐欺メッセージ等が投稿された。
なお、日本時間16日7時時点でTwitter社は緊急措置を発表、該当アカウントへの対応が行われている。
イーロンマスクやビルゲイツ、仮想通貨業界からバイナンスやコインベース、Geminiといった大手仮想通貨(暗号資産)取引所の公式ツイッターアカウントが、ハッカーによる攻撃の被害に遭っていることが分かった。勝手に投稿されたツイートの内容から、仮想通貨関連詐欺の勧誘に利用されているとみられる。
被害にあったアカウントは以下の通り。
- ジョー・バイデン(米国の前副大統領/現大統領候補)
- バラク・オバマ(米国の前大統領)
- ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)
- ウォーレン・バフェット(著名投資家)
- フロイド・メイウェザー(ボクシング元世界チャンピオン)
- ウィズ・カリファ(ラッパー)
- マイケル・ブルームバーグ(前ニューヨーク市長)
- カニエ・ウエスト(ミュージシャン/プロデューサー)
- Square社の送金アプリCash App(CEOはツイッター創業者Jack Dorsey)
- イーロン・マスク(テスラCEO)
- ジェフ・ベゾス(アマゾンCEO)
- ウーバー(配車サービス)
- アップル社
- バイナンス、コインベース、Gemini、Kucoin、Bitfinex(仮想通貨取引所)
- CZ(バイナンスCEO)
- CoinDesk(仮想通貨メディア)
- チャーリー・リー(ライトコイン創設者)
- ジャスティン・サン(トロン創設者)とトロン財団