はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「順調な進捗を示唆」イーサリアム開発コアメンバー、2.0ローンチは年内見込みと回答

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Schoedon氏、イーサリアム2.0の今年末までのローンチを示唆

仮想通貨に特化する投資ファンドParadigmは、イーサリアム2.0開発のコアメンバーのひとりであるAfri Schoedon氏へインタビューを実施。Schoedon氏は、市場期待を一身に背負う「イーサリアム2.0」のローンチは今年11月頃になる、との見解を示した。

イーサリアム2.0のローンチタイミングについての質問に対し、Schoedon氏は「クライアントやプロトコルに対する重大なバグや問題が生じない限り、イーサリアム2.0ビーコンチェーン(beacon chain)は、今年11月にローンチできる見込みだ」と回答。開発が着実に進捗していることを伺わせた。

ローンチまで順調な進捗

イーサリアム2.0がローンチされる条件2つ。デポジットコントラクトの実装と、ETH2.0に関わる全クライアントがv0.12.1に対応することだ。デポジットコントラクトとは、フェーズ0にあたるビーコンチェーンでステーキングを行うためのコントラクトで、イーサリアム2.0以降において重要なコントラクトのひとつ。イーサリアム2.0のメインネットでは、このコントラクトの使用が推奨されている。

Schoedon氏によると現在、少なくとも5つのクライアントがEthereum 2.0仕様の最新バージョンに対応しているという。今年6月に行われたAMAでは、イーサリアム最新クライアントに対応しているものは1つしか存在せず、新たに4つが対応中、と発言していたが、約2ヶ月でそれらの対応が完了したことがわかる。

イーサリアムのマルチクライアントテストネット、Altonaは6月29日にローンチされた。彼曰く、4つのクライアントはGenesis、新たに追加された1クライアントはLodestarを使用。イーサリアム2.0メインネットローンチの最終段階にあたる、マルチクライアントテストネットMedallaへの準備が整いつつあるようだ。

Schoedon氏のイーサリアムエコシステムに対する見解

Schoedon氏はイーサリアム開発に多大な功績を残している人物で、イーサリアムソフトウェアクライアント「Parity」にはリリースマネージャーとして、イーサリアム大型アップグレードのひとつ「コンスタンティノープル」にはコーディネーターとして参画。「Polkadot」開発にも携わった人物として、業界内で広く知られている人物のひとりだ。

インタビューの中で「DeFiのイールドファーミングについてどう思うか?」と聞かれた彼は、自身はレイヤー1に特化しているため、最近のDefiについては追いかけていないと回答。

イーサリアムのスケーラビリティ問題の解決策として実装が進むシャーディングについては、そのセキュリティを高めるためにNightshadeのホワイトペーパーを参照していること、NEARプロトコルのコミュティが開発者に提供している価値について一定の評価をしている、という旨の発言も見られた。

参照元:Interview with Afri Schoedon — the pioneer of ETH2 multi-client testnets

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/27 土曜日
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
14:00
ステーブルコインとは|市場規模・取引量・主要銘柄と規制の行方
ステーブルコインとは、価格が安定するよう設計されたデジタル通貨。本記事では仕組み・種類(USDT/USDC/JPYC等)・市場規模・リスク・将来性・国内での買い方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
13:50
フィリピン当局、未登録取引所への取り締まり強化 コインベースなどアクセス遮断
フィリピン規制当局が無登録の海外仮想通貨取引所50社へのインターネットアクセス遮断を命じた。コインベースやジェミニも対象になっている。
13:20
ST市場効率化目指す、SBI新生銀行ら6社が新たな決済実証を開始 預金のトークン化で
SBI証券、大和証券、SBI新生銀行ら6社がトークン化預金DCJPYを利用したセキュリティトークンのDVP決済の実証に関する協業を開始した。
13:00
イオレ、仮想通貨レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約開始
東証グロース上場のイオレが暗号資産レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約を開始。年利8%〜、約1万円から利用可能。2026年1月下旬の正式リリースを予定し、事前登録者には4月まで13%の特別料率を適用する。
12:53
ビットコイン準備金とは | 米国・各州の法案動向まとめ
米国のトランプ大統領が「押収したビットコインを含む国家的なBTC準備金を創設する」構想に関する大統領令に署名。アリゾナやテキサスなど複数の州政府もビットコインを“戦略的準備資産”と位置づける法案を審議。連邦と州の両レベルで進むこれら2つの動向に注目が集まっています。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧