フィリピン中央銀行、デジタル通貨(CBDC)の専門委員会を設立 実現可能性などの調査を開始

デジタル通貨の調査を開始

フィリピン中央銀行(BSP)の総裁は29日、中銀発行のデジタル通貨(CBDC)の実現可能性や政策への影響を調査するため、専門委員会を立ち上げたことを発表した。

CBDC発行を決断する前に、まずは専門委員会が調査を行う。フィリピンでは現金の需要に影響を与えるほどデジタル上の通貨は普及していないが、今後に備えて研究を進める。最初の調査結果は来月にまとめる計画だ。

総裁は発表の際、仮想通貨(暗号資産)とブロックチェーンにも言及。「仮想通貨は我々にとって単なる資産ではない。それを支えるブロックチェーンはさらに評価している」と語った。現地メディアは、実際に総裁がブロックチェーンをベースにしたアプリのローンチを称賛した様子を報じている。

このアプリはフィリピンの財務省が、ユニオンバンク・オブ・フィリピンやBSP認可の仮想通貨取引所「Philippine Digital Asset Exchange」と協業して開発。「Bonds.PH」という名称で、債券への投資を容易に行える仕組みの構築を目指している。

海外への出稼ぎが盛んな新興国のフィリピンで、海外労働者や銀行口座を持たない人を含めた国民が、24時間1週間いつでも債権に投資ができるアプリだ。

この取り組みについて総裁は、「金融包摂を進める中で、金融サービスをデジタル化することを我々は支持している。Bonds.PHの提供を歓迎したい」と述べた。


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