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進化する仮想通貨のDeFi(分散型金融)市場、総時価総額150億ドル規模へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DeFi時価総額急増

DeFi(分散型金融)の急成長が止まらない。

指標サイトCoin Geckoによると、9日は110億ドル、12日は130億ドルであったDeFi銘柄の全体時価総額が、16日には150億ドルを超えた。

時価総額急上昇の要因の一つとして、今や時価総額第5位の銘柄でありDeFiの時価総額の49.2%を占めるChainlink(LINK)の成長がある。

Chainlinkはブロックチェーン外の通貨の価格などのデータを分散型でブロックチェーン内に伝える「分散型オラクル」を提供しており、多くのDeFiプラットフォームが利用するようになったことが背景にある。

先週末は24時間で13%値上がりを記録した。

LINKの最近一週間の値動き 引用:CoinMarketCap

TVLも増加

また、DeFiを語る上で欠かせない指標の一つであるTVL(Total value locked)も上昇を続けている。

DeFiの時価総額は各DeFi関連トークンの発行量に価格を乗じたものの合計だが、TVLはDeFiスマートコントラクトにロックアップされている仮想通貨の量を示したものだ。

14日には50億ドルほどだったが、17日現在では60億ドルを超えている。

TVLの推移 引用:DEFI PULSE

DeFi市場へと流入するビットコインの量も今週末に急増した。

ロックアップされたビットコインの量 引用:DEFI PULSE

Dune AnalyticsとCoin Metricsのデータによると、8月9日から14日の間に新規発行されたビットコインが5738BTCであるのに対し、同じ期間に発行されたWBTC(ビットコインをDeFiスマートコントラクトにロックアップされることで発行されるトークン)は6785WBTCであった。

新たに発行されたビットコインよりも多くのビットコインが、DeFi市場に流入していると言える。

仮想通貨を預け入れることで高い金利を提供する、DeFi領域の盛り上がりの鍵と言えるイールドファーミング、および流動性マイニングについて「持続性が無い」と警鐘を鳴らす向きもあるが、今のところその成長に翳りは見えない。

ヤム(YAM)のコントラクトにおけるバグ

一方で、コントラクトのバグによる問題も生じている。

実験的な色の強いトークンであるヤム(YAM)に多くの資金が集まった後、コントラクトのバグが発覚して99%以上価格が下落した。

ヤム(YAM)の価格 引用:CoinMarketCap

事前に発行されたトークン(創業者の保有)、VCの出資やコードの正式な監査も無く、開発チームが10日間で作り上げた実験的プロジェクトであるとリスクについて公式ブログで事前に告知されていたこともあり、この件がDeFiの盛り上がりを止めることは無さそうだ。

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