CoinPostで今最も読まれています

『歴史的転換点』世界3大投資家バフェットがゴールド関連株保有へ、ビットコインの関心も高まる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

株式市場と仮想通貨

世界の基軸通貨である「米ドル」の凋落が著しい。

ビットコイン(BTC)は、12,400ドルを付けるも過熱感から反落。11,900ドルまで下落した。 ドルの急落はコロナショックの起きた3月以降に断続的に発生しており、過去2年間の最低水準まで落ち込んだ。

米ドルの価値

これは「米国債の利回り低下」に加え、米政府や米連邦制度理事会(FRB)が新型コロナウイルス感染拡大に伴う自国経済への悪影響を抑えるために、量的緩和などの大規模金融政策で、ドルの供給を増やし続けた副作用でドルの信認が損なわれるとの観測に基づいている。

そのような状況にある中、世界3大投資家のウォーレン・バフェットが率いる投資・保険会社の米「バークシャー・ハサウェイ」の四半期株主申告と米証券取引委員会(SEC)の開示資料にて、カナダの鉱業会社である「バリック・ゴールド」を約2000万株(約600億円)ポートフォリオに加えたことが明らかになった。米経済専門誌FORTUNEが報じた

バリック・ゴールドコーポレーションは、13か国に16の事業所を持つ金と銅を生産する鉱山会社で、同銘柄は2020年に大幅上昇を見せている。

バークシャーハサウェイは、コロナショックの影響でポートフォリオの大幅な見直しを迫られており、ゴールドマン・サックス株のほか、JPモルガン株、ウェルズ・ファーゴ株の大部分を売却。一方で、バンク・オブ・アメリカ株の保有量を増やしている。

バフェットはかつて、金(ゴールド)について懐疑的な姿勢を示していたが、世界金融・経済状況の歴史的転換点を機に方針を転じたものと思われる。

これを受け、17日の米株市場では、金鉱セクターの関連銘柄軒並み上昇した。法定通貨の米ドル衰退とゴールド市場への資金流入は、ゴールドなど避難資産への大きな需要を示しており、同様の性質を持つビットコイン(BTC)にも追い風となる可能性がある。

仮想通貨市場

19日の暗号資産(仮想通貨)市場。 昨日とは一転、ビットコイン(BTC)価格は、前日比-3.41%の126.1万円(ドル)に。

海外トレーダーCold Blooded Shiller(@ColdBloodShill)は、先月末以降のアセンディングトライアングルを示し、ロングとショートの優位性のある価格帯を示した。サポートのある11700ドルまでの下落を見ている。

2ヶ月で5倍まで高騰し続けていた仮想通貨チェインリンク(LINK)は、16日に20.1ドルを付けると、18日に一時-26.9%の大幅調整が入った。

LINK/USDチャート

10万トークン相当を保有するLINKアドレスの数は、8月6日以降減少している。 大口が利確している事を示しており、チェーンアナリストのアリマルティネスによれば、およそ64頭のクジラがネットワークを去ったと推定している。

DeFi(分散型金融)銘柄の躍進は、直近のイーサリアム(ETH)価格にも好影響を与えており、最近目立っていたLINK急落を発端として、過熱していたクリプト相場全体の調整ムードに波及した面も指摘される。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア